━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2012/03/19 情報統制もむなしく野田岡田同盟軍が四面楚歌に 第171号 ──────────────────────────────────── 民主党は岡田克也氏の処分を検討するべきだろう。 とりあえず、党員資格を停止するべきだ。 理由は権限も手続きもなく、野党第一党の自民党に大連立を呼び掛けたこと だ。 民主党の輿石東幹事長が、野田佳彦首相とも岡田克也氏とも大連立の相談を していないことを明らかにした。 岡田氏が党首であるなら、大連立の可能性を探るという行為があっても許さ れるだろう。内々に感触を探り、その情報を元に党内で論議をすればよい。 しかし、党の代表でもない、ただの党所属の議員が他党と連立の協議を行う など、言語道断の振る舞いである。 党としてけじめをつける必要がある。 この人物は民主党にとって、百害あって一利のない人物である。 除籍でも構わないだろう。 民主党マニフェストの政策が嫌いで、自民党の政策がそんなに好きなら、民 主党を離れて自民党に入党すればよい。自民党が入れてくれるのかは分からな いが、民主党は大歓迎するだろう。 民主党を支持してきた国民も大歓迎だ。 天下りは温存、庶民大増税は強力推進、対米隷属、政治と大資本癒着肯定の 岡田克也氏が、民主党に居ることがそもそもおかしい。 実家のイオン株式会社もシロアリ王国、天下り天国の運営をしているのだか ら、民主党ではなく自民党に移籍するべきだ。 岡田氏は政党政治そのものをまるで理解していない。 主権者である国民と政党、媒介する選挙の関係をまるで理解していないとし か言いようがない。… … …(記事全文5,197文字)
メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」
植草一秀(政治経済学者)