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               　　　　渡邉哲也の今世界で何が起きているのか

                           　　　 2012/01/25 

       　　第92回　犯人は誰だ！虚報と飛ばしだらけのユーロ圏会合
　
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昨日も指摘したが、ここ数日、思惑報道が行われ、それが否定されるという事態が頻繁に
発生している。複数のメディアが別形態で報じているので、メディアによる飛ばしや誤報
というよりも、当局者によるミスリードの可能性が可能性が高いと思われる。

欧州の新旧救済基金の並立と拡大、ギリシャの債務再編合意　どちらも飛ばしと訂正だら
けの状況になっている。通常、このような状況は発生しにくく、報道を利用しそれを既成
事実化させ、なし崩し的に合意に持ち込みたいという意図が見て取れないわけでもない。

ドイツが即座に報道の否定を繰り返している状況からすると、ギリシャやその周辺国、そ
して金融機関など救済の拡大や量的緩和という緩和策を強行に否定しているドイツへの圧

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…（記事全文5,560文字）