━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2011/11/18 第49回 スペイン危険水準に到達 イタリアの銀行危機 独仏対立深まる ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ スペインの国債金利が危険水準と言われる7%にほぼ到達、欧州各国が具体的かつ即効性 のある政策を取れない中で欧州危機の拡大が続いている。これを受けて、最大の貸し手で あるフランスの国債金利も上昇、フランスのサルコジ首相は、ECBによる救済基金の支援 を求め、メルケル首相に求めた。しかし、メルケルはこれを拒否した。 何故、フランスがECBによる救済基金の支援を求めるかといえば、救済基金の拡充には参 加各国の協力と追加の資本が必要となり、これを取り付けるには時間と労力がかかるから である。それに対して、ECBによる支援ならば、各国の合意と追加資本を必要とせず、早 急な対応が可能となるからである。… … …(記事全文6,064文字)
渡邉哲也の今世界で何が起きているのか
渡邉哲也(作家・経済評論家)