━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2011/11/11 第44回 フランスの憂鬱 米国ジェファーソン郡破綻 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 昨日、S&Pが格下げしたという情報が流れ、フランス国債が急落することになった。す ぐにこの情報は否定されたが、将来に向けての市場の不信感を煽ることになった。 イタリア国債金利は下落、ECBが最後の買い手として買い支えていることが要因であり、 具体的な解決策が出されたわけではない。イタリアの場合、金額が大きすぎ、従来の欧州 救済基金では賄い切れないことがわかっている。 早期に、何らかの手立てが必要な状況だが、それに向けての動きはまだ何も見えてこな い。その為、貸し手であるフランスの信用が低下を続けているのはこれまで述べてきたと おりである。… … …(記事全文7,310文字)
渡邉哲也の今世界で何が起きているのか
渡邉哲也(作家・経済評論家)