□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年03月02日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== ドイツもディーゼル車市場の維持は困難か? PGM需要への逆風続く =================================== <ドイツでディーゼル車への逆風が強まる> ドイツ連邦行政裁判所は2月27日、自治体が大気汚染対策としてディーゼル車の市中心部への乗り入れを禁止する措置に対して、「合法」とする判断を下した。 ドイツでは大気中の窒素酸化物(NOx)などが規制値を上回る都市が多く、環境保護団体DUHはシュツットガルトとデュッセルドルフの両都市に対して、ディーゼル車乗り入れを禁止することを求めて訴えていた。下級審では環境保護団体の主張がほぼ全面的に認められており、両都市を抱える州政府が上訴を行っていた。 こうした中、上訴審においてコーブマッヒャー裁判長は「(ディーゼル車乗り入れ)禁止は全面的に容認可能」であり、「過度の影響を避ける手段として実施できる」との見解を示した。その上で、「環境汚染を削減する有効な手段がない場合、欧州連合(EU)規則はその実施を市に義務付けている」として、州政府に対して基準を満たすための措置を早期に実施することを求めた。… … …(記事全文4,074文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)