□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年02月02日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 低迷する天然ゴム価格、在庫増加やタイヤ市場の成長鈍化も指摘可能だが =================================== <在庫増加よりもチャート要因か> 上海期貨交易所(SHFE)の天然ゴム先物相場が急落している。年初からは1トン=1万4,000元台前半で底固い展開が続いており、1月16日高値は1万4,475元に達していた。しかし、1月23日には1万4,000元の節目を完全に下抜き、その後は1週間程度にわたって1万3,000元台後半に新たなボックスを形成していたが、30日に突然に急落が再開され、足元では1万3,000元の節目割れを打診する展開になっている。直近安値は1月31日の1万2,880元になるが、これは昨年11月21日以来の安値更新を意味する。 東京商品取引所(TOCOM)の天然ゴム先物相場も、年初の1㎏=207.00円に対して1月16日には216.30円まで上昇し、昨年9月28日以来の高値を更新していた。しかし、その後は上海ゴム相場の急落と円高を受けて、1月31日の191.30円まで急落している。… … …(記事全文3,804文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)