□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年11月24日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。大豆相場の短観です。11月中旬は大豆ミール相場が急伸していますが、今回は大豆製品相場を中心に現状と今後の展望を検証します。 =================================== アルゼンチン・パンパをラニーニャ現象が直撃、大豆ミール相場が急伸中 =================================== <大豆ミールが主役に> 11月下旬のシカゴ穀物市場では、大豆ミール相場が急伸している。大豆は圧砕処理を経て大豆油と大豆ミールに分解されるが、主に家畜飼料に使用される大豆ミール相場が突然に急伸地合を形成しているのだ。 CBOT大豆ミール先物相場は、11月14日の1トン=309.60ドルをボトムに、22日時点では一時325.30ドルまで、1週間強で最大5.1%の上昇率が記録されている。絶対的な価格水準としては決して高値とは言えないが、10月16日以来となる1カ月強ぶりの高値を更新している。こうした大豆製品相場の値動きは当然に大豆相場にも影響を及ぼすことになり、14日の1Bu=967.00セントをボトムに、22日の999.50セントまで、大豆相場を3.4%押し上げる原動力になっている。10月下旬以降の大豆相場は1,000セントの節目に上値を抑えられているが、テーマを変えながらも三度目の挑戦を行おうとしている。… … …(記事全文4,521文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)