□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年10月10日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。産油国の動向が活発化しています。各種エネルギーフォーラムで主要産油国、OPECが見せた動きを解説します。 =================================== 2018年も協調減産を継続し、需給リバランスに決着を付ける流れに =================================== <サウジ=ロシア首脳会談に成果あり> 石油輸出国機構(OPEC)やロシアなどの伝統的産油国は、あくまでも協調減産によって需給リバランスを目指す方針を再確認した模様だ。 年初から開始された協調減産と良好な需要環境を背景に世界の石油在庫は漸く減少傾向を強めており、国際原油需給のリバランスが失敗するとの懸念は急速に後退している。NYMEX原油先物相場をみても、昨年2月の1バレル=26.05ドルで底入れしており、今年は乱高下こそあるものの概ね50ドル前後の値位置を維持することに成功している。6月には需給リバランス失敗に対する懸念が再浮上する場面もみられたが、それでも安値は42.05ドルであり、原油相場のコアレンジは着実に切り上がっている。… … …(記事全文4,636文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)