小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

豪政府も警告する中国資源需要環境、大気汚染対策を甘く見ている可能性

小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

発行者:小菅努(商品アナリスト) 価格:1,944円/月(税込)

 

2017/10/11 17:39 配信の記事

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           小菅努のコモディティ分析
       ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

  2017年10月11日(水)発行
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ご購読ありがとうございます。中国コモディティ需要環境について、天然ゴムを中心に解説します。

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 豪政府も警告する中国資源需要環境、大気汚染対策を甘く見ている可能性
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<国慶節前後で中国コモディティは横ばい>
中国のコモディティ市況は9月入りしてから急落地合に転じ、ほぼ一本調子に値位置を切り下げた状態で国慶節の連休(10月1~8日)を迎えた。上海期貨交易所の天然ゴム先物相場の場合だと、9月6日の1トン=1万7,840元をピークに急落し、国慶節を迎えた1万3,265元となっており、直近高値からは25.6%の下落率を記録している。これが天然ゴム相場に固有の動きであれば天然ゴム需給分析に有効性が認められることになるが、9月は鉄鉱石や石炭、銅相場なども軒並み急落しており、少なくとも天然ゴム需給に固有の要因に基づくものではないだろう。


ただ、これが中国素材市況全体のマクロ環境に基づく積極的な売り圧力なのか、それとも国慶節の連休前のポジション調整に過ぎないのかは意見が割れており、マーケットでは国慶節明け後の相場展開が注目されていた。特に連休明け後は現物筋の調達も活発化し易いことで、連休明けと同時にリバウンドが実現すれば、上海ゴム相場の基調が再び上向きに転換する可能性もあったためだ。実際に、過去の国慶節明け後の1週間程度の値動きを振り返ってみると、少なくとも短期上昇地合が実現する傾向が強く、「国慶節前の調達一巡に伴う急落→国慶節明け後の調達再開に伴うリバウンド」というロジックを採用できれば、安値是正が本格化できる可能性もあった。
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プロフィール

小菅努

商品アナリスト
小菅努

1976年千葉県生まれ。筑波大学卒。商品先物取引会社の営業本部を経て、同時テロ事件直後のニューヨーク事務所にてコモディティ・金融市場の分析を学ぶ。帰国後は調査部門責任者を経て、2016年にマーケットエッジ株式会社代表に就任。商品アナリスト。

貴金属、非鉄金属、原油、天然ゴム、穀物、砂糖、コーヒーなどのコモディティ市場全般をカバー。マクロ的な視点に基づく需給分析を得意とする。Yahoo!ニュース「コモディティアナリストの視点」、Twitter(@kosuge_tsutomu)での情報提供も行っている。

商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物)