□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年10月04日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。原油相場のマクロ環境です。石油業界会合での議論状況などを振り返りつつ、超強気派のロジックと現行価格で横ばいのロジックを検証します。 =================================== シティ・グループが原油市場のスクィーズを警告したロジックは? =================================== <原油安の必要性はほぼ解消されている> NYMEX原油先物相場は8月31日の1バレル=45.58ドルをボトムに9月28日の52.86ドルまで急伸し、4月19日以来の高値を更新した。しかし、10月入り後は調整売りが膨らんでおり、足元では50ドルの節目を巡る攻防になっている。ICEブレント原油先物相場は9月26日高値が59.49ドルに達して年初来高値を更新したが、こちらも足元では55ドル台まで軟化している。 原油市場を取り巻く環境が改善傾向にあることは間違いない。今年1月から開始された協調減産による需給リバランスの実現性については悲観と楽観とが交錯する時間帯が続いていたが、足元では少なくとも大幅な供給超過時代には終止符を打ったとの評価が優勢になっている。… … …(記事全文4,048文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)