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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

パラジウムがプラチナ価格を上回る、2000年以降の流れから理由を検証する

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年09月28日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。プラチナ価格とパラジウム価格のバランスがついに逆転しました。この流れは数年前からほぼ確実視されていましたが、改めてその背景にあるロジックを解説します。 =================================== パラジウムがプラチナ価格を上回る、2000年以降の流れから理由を検証する =================================== <プラチナ=パラジウムが実現した9月27日> 9月27日の貴金属市場は大きな転換期を迎えた。即ち約16年ぶりにパラジウム価格がプラチナ価格を上回ったのである。同日のNYMEXプラチナ先物相場が1オンス=921.50ドルとなったのに対して、パラジウム相場は926.60ドルであり、僅か5.10ドルながらも「パラジウム>プラチナ」の価格バランスが実現している。 2001年以降は、「プラチナ>パラジウム」の価格バランスが一般的になっていた。プラチナは主に貴金属の観点から金価格連動で急伸していたが、パラジウムは工業用素材の観点から上昇幅が限定されたことが、「プラチナ>パラジウム」の価格バランス定着を促したのである。ともに価格トレンドとしては良好なパフォーマンスが観測されていたが、投機マネーの流入が集中したのはプラチナの方であり、パラジウムはプラチナとの比較では低調なパフォーマンスに留まっていた。
… … …(記事全文4,513文字)
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