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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

イエレンFRB議長の駄目押し発言、米金融政策要因では金価格は上がらない

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年09月27日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。金相場の短観です。イエレンFRB議長の発言を中心に、現在の相場環境を検証します。 =================================== イエレンFRB議長の駄目押し発言、米金融政策要因では金価格は上がらない =================================== <イエレンFRB議長の思い出作り?> 米金融当局者の政策正常化に対する意欲の強さを、マーケットは明らかに見誤っていたようだ。経済成長は安定した拡大トレンドに乗せているが、低インフレに対する懸念の強さから、マーケットでは米連邦準備制度理事会(FRB)が本当に政策正常化を進める意欲を有しているのか強い疑問を抱く向きが多かった。実際に複数の当局者が、インフレが正常化に向かう軌道を確認するまでは利上げサイクルを休止すべきといった発言を行っており、こうしたハト派メンバーの意見を支持する形で、利上げサイクルの継続に懐疑的な見方が織り込まれていた。 例えば、CMEのFedWatchで12月までに追加利上げが実施される確率をみてみると、6月に今年2回目の利上げが実施されて以降は50%前後の織り込み状況を行き来する展開に留まり、特に8月29日には33.8%と、ほぼ三分の一の確率まで利上げ観測は後退していた。インフレ指標の下げ止まりが確認できない中、FRBが利上げサイクルを打ち止めにするか否かは保留するとしても、年内の追加利上げは見送って、来年まで判断を先送りするだろうとの「ハト派」の見方が優勢になっていたためだ。
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