□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年07月31日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。ゴム相場の短観です。相変わらず上海ゴム相場の動向に一喜一憂するだけの相場ですが、現状と展望を検証します。 =================================== 中国コモディティ市場で天然ゴムのみ軟調、限月切り替え進めばリバウンドか =================================== <上海ゴム相場の割安感が強まる> 東京商品取引所(TOCOM)の天然ゴム先物相場は、6月7日の1㎏=178.80円をボトムに緩やかな上昇トレンドを形成している。天然ゴム需給環境に何かポジティブな材料が浮上している訳ではないが、中国コモディティ市況全体が上向き傾向を強める中、上海ゴム相場の上昇がそのまま東京ゴム相場も押し上げる構図になっている。 2月以降は中国金融政策が「緩和」から「引き締め」への転換を促されたのと連動して、中国コモディティ市場からは投機マネーが一斉に引き上げられ、上海ゴム相場もその流れの中で急落していた。しかし、6月中旬以降は急落続きだった中国コモディティ市場全体が持ち直しており、上海ゴム相場も総じて強含みに推移していることが、東京ゴム相場も支援する構図が維持されている。… … …(記事全文4,264文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)