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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

2040年まで残り23年間の勝負、産油国とプラチナ業界が直面した危機

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年07月26日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。欧州ディーゼル車市場は毎日のように新しい動きが報告されています。最近の動向やコモディティ相場に与える影響を検証します。 ===================================  2040年まで残り23年間の勝負、産油国とプラチナ業界が直面した危機 =================================== <低調なプラチナ相場> 貴金属市況全体の流れとしては、6月末から7月上旬にかけては米金利上昇・ドル高で急落し、その後は米金利低下・ドル安への転換と連動して反発する展開になっている。今週は7月25~26日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、28日に4~6月期米国内総生産(GDP)の発表を控えており、この二つのイベントを消化した後の米金利とドル相場がどちらの方向を向いているのかが、8月上旬の貴金属市場の方向性を決定しそうな状況にある。 貴金属スプレッドだと、金・プラチナ価格差は、足元の米金利低下・ドル安環境にあって若干の拡大傾向にある。貴金属市況が底入れした7月11~12日時点の300ドル水準に対して、25日終値時点では320.30ドルとなっている。ここ最近の米金利低下・ドル安圧力に関しては、プラチナよりも金相場に対して大きな恩恵をもたらしたことが確認できる。両価格の相関係数(-1~+1の間で両係数の相関度を示す)は14営業日で+0.92とほぼ同一といっても過言ではない連動性を示しているが、「金価格>プラチナ価格」のパワーバランスが確認できる。金価格はパラジウム価格に対してもアウトパフォームしており、もう少し視野を広げると「金価格>PGM(白金族金属)価格」と評価することも可能である。
… … …(記事全文4,859文字)
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