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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

原油価格を押し上げている三要因、ドル安の影響も大きいが需給の変化は?

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年07月21日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。原油相場の現状分析です。6月に急落必至とみられていた原油相場が、7月には立ち直りを見せています。ファンダメンタルズの視点から三つの要因を指摘したいと思います。 ===================================  原油価格を押し上げている三要因、ドル安の影響も大きいが需給の変化は? =================================== <値崩れを回避した原油相場> 原油相場が堅調に推移している。NYMEX原油先物相場は7月10日の1バレル=43.65ドルをボトムに、7月20日高値は47.74ドルに達している。依然として50ドルの大台を大きく割り込んだ状態に変化は見られないが、6月7日以来となる約1カ月半ぶりの高値を更新している。ICEブレント原油先物相場の場合だと、7月20日の取引で瞬間的ではあるが50ドルの大台を回復している。こちらも6月7日以来の高値更新であり、原油安是正の流れが強くなっていることを強く印象付ける値動きになっている。 NYMEX原油先物相場の場合だと、6月21日安値は42.05ドルであり、ちょうど1カ月前は40ドル割れのリスクも真剣に議論されていた。需給リバランスに対する信認が低下する中、投機筋の売り圧力が活発化し、オプション市場では40ドルをストライク・プライスとしたプット・オプションの出来高・取組高が急増していたことなどは記憶に新しい。しかし、足元ではコアレンジが着実に切り上がっており、決して急伸相場が形成されている訳ではないものの、安値是正の動きが優勢になっている。
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