□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年02月28日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。天然ゴム相場の短観です。2月上旬は急騰していた相場ですが、2月下旬は逆に急落しています。天然ゴム相場で何が起きており、どのように現状と今後の展望を考えればよいのかを解説します。 =================================== 天然ゴム相場が急落、投資対象としてのビットコインとの競合激化か? =================================== <やはりビットコインvs天然ゴムか?> TOCOM天然ゴム先物相場が急落している。1月31日の1㎏=366.70円をピークに2月7日の293.10円まで急落した後、その1週間後となる2月14日には328.00円までリバウンドした。しかし、その後は月末にかけて改めて急落地合を形成し、2月24日安値は262.00円に達している。これは1月4日以来の安値であり、高値からの下落率はちょうど28.6%に達している。 上海ゴム先物相場も、2月15日に今年最高値となる1トン=2万2,310元を付けていたが、足元では1万8,000元台中盤まで急落しており、こちらは1月9日以来の安値を更新している。これまでの急騰地合を考慮すれば調整安の範囲内の動きとも言えるが、昨秋以降の上昇トレンドにおいて最大規模の調整局面を迎えている。… … …(記事全文4,424文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)