□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年02月23日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。金市場の短観です。FOMC議事録の評価を中心に、最近の金相場環境、今後のポイントを検証します。 =================================== FOMC議事録は早期利上げを警告するも、利上げのテーマ化を拒否する金価格 =================================== <次回利上げは「かなり早期」のようだが…> 米連邦準備制度理事会(FRB)が2月22日に公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(1月31日~2月1日開催分)では、多くのメンバーが「今後入手される労働市場とインフレをめぐるデータが現在の予想に沿ったもの、もしくは上回るものになれば」との条件付きながらも、「かなり早期(fairly soon)にフェデラルファンド(FF)金利を再び引き上げることが適切となり得るとの見方を表明した」ことが確認されている。 昨年12月に約1年ぶりとなる利上げに踏み切った後、同会合では政策変更を行わずに次の利上げ時期についても具体的な手掛かりを提供することはなかったが、今年最初の利上げ時期について「かなり早期」とのコンセンサス形成が進んでいることは、いつFRBが追加利上げに踏み切っても不思議ではない時間帯に突入していることを再確認させるものと言える。… … …(記事全文4,704文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)