□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年09月26日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。FRBが銀行のコモディティ業務に関する規制案を発表しました。コモディティ市況に対する直接的なインパクトは限定的と考えていますが、現状をレポートします。 =================================== 転換期を迎えた「ウォール街の精錬所」、FRBは銀行の商品規制案を公表 =================================== <FRBがコモディティ業務の規制案発表> 米連邦準備制度理事会(FRB)は9月23日、金融機関のコモディティ業務に対する規制強化案を発表した。エネルギー部門などへの投資を制限するものであり、投資を行う際に義務付ける資本保有額の引き上げ、商品取引の規模を中核的自己資本(Tier1)の5%以内に留めることなどを柱とするものである。Reutersの試算では、この規制が実施されれば新たに40億ドル程度の資本が必要とされる見通しであり、金融機関のコモディティ業務縮小の動きが更に加速するのは必至の状況にある。現段階では規制案の段階だが、今後3カ月にわたって意見公募を行い、正式な規制案に練り上げていく方向性になる。… … …(記事全文4,535文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)