■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:630円/月):Vol.564 <564号:ユーロ危機の、終着点はどこか(1)> 2011年11月16日:欧州金融機関の破産が本質 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます。ユーロ危機が、週を追い、深まっています。 PIIGSの最大国、イタリア国債が、持ち手の金融機関とファンドか ら売られ、長期債の金利が、ついに、7%を超えました(11年11月 14日)。 「ついに」というのは、現在のユーロ通貨圏の長期金利(1.7%付 近:ドイツ債)の中で、スプレッド(金利の差)が5%に達すると、 イタリア政府は、満期が来た国債を償還するための借り換え債の発 行が困難になるからです。 いや、発行はできる。しかし市場が買わない。イタリア政府が資金 繰りのために必要な借り換え債を発行すると、長期金利が更に上が る、そして国債価格は、金利上昇に正比例して下落するというサイ クルに入るからです。 会社の社債で考えると分かるでしょう。 【200億円の社債の事例】 I社は、200億円の社債を発行し、資金を調達している。 社債の平均満期は、5年であるとします。 1年に40億円の満期があり、償還せねばならない。I社の、金融機関 に対する信用が高かった時期は、新しく40億円/年の社債を発行し て、金融機関に売って資金を調達して、その40億円で満期が来た社 債が償還できていた。 ところが、I社が額面に対する金利2%で発行していた社債は、信用 が低下したため債券市場で売られ、社債価格に対する利回りが7% に高騰した。額面200億円の、2%金利の社債の市場価格は、以下の… … …(記事全文8,866文字)
