□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年4月26日第335号 ■ ========================================================= いまごろTPP交渉参加表明反対で気勢を上げる国会議員の愚 ======================================================== 野田首相のTPP交渉参加強行には私も反対だ。 しかしTPP交渉問題はすでに終わった。 野田首相は訪米時にTPP交渉参加を表明できなくなった。 その理由は、もちろん国内の反対によって野田首相の訪米時表明 が間に合わなくなったからである。 しかしより大きな本当の理由は米国との事前の話し合いがまとまら なかったからだ。 すなわち米国の中に例外を認めた日本の参加はむしろ好ましくない という声が湧き起こっているからだ。 それは取りも直さずTPPの交渉がすでに始まっているという事だ。 米国の関心は農産物だけではない。 自動車や医療保険や郵貯・簡保のカネの全面開放だ。 それを強く迫っているのである。 もはやTPP問題は、日本のすべての産業を巻き込んだ米国の日本 攻勢と日本の防御の戦いなのである。 息の長い交渉が始まっているのだ。 私がTPP参加問題はすでに終わっているという意味は そういう事なのだ。 交渉そのものが始まっているのだ。 そんな現状認識を持つことなく、今でもTPP交渉参加表明反対に 気勢を上げている。 農業関係者や医療関係者など、直接に被害をこうむる連中が騒ぐのは まだわかる。 交渉が始まった以上、自己防衛の為にあらゆる機会を利用して最後 まで反対するのは当然だ。 むしろ交渉が始まっているからこそ反対しなければいけない。 ところが4月25日の「(野田首相)訪米時のTPP交渉参加表明に 反対する議員集会」なるものに、与野党の衆参両院議員200余名が 集まったという。 その事を田中康夫が4月26日の日刊ゲンダイの自らの連載「にっぽん 改国」で自慢げに書いている。 これには心底失望させられた。 いまの日本の政治で何が最も重要か。 それは小沢捏造裁判を作り出したこの国の権力犯罪を糾弾し、事実解明 をすることである。 これこそが政治家の仕事である。 小沢判決前に検察審査会の小沢強制起訴の疑惑を徹底検証せよと迫った 国会議員はわずか100名余りであった。 あれほど小沢一郎に擦り寄って自らを宣伝した田中康夫が小沢一郎強制 起訴の権力犯罪に目をつむり、TPP反対の旗振り役を吹聴する。 このいかがわしさは何だ。 そういえば田中康夫はその記事で書いている。 TPP交渉参加表明反対に集まった議員は、自分のほかに加藤紘一、 社民党の阿部知子自民党の稲田朋美ら、立場を超えて立ち上がったと。 用済みの政治家ばかりだ。支離滅裂な政治家の集まりだ。 TPP反対に便乗して生き残りをはかる議員たちだ。 つまらない田中康夫の「にっぽん改国」記事である。 自己宣伝の塊である田中康夫を象徴する記事である。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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