□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年4月26日第336号 ■ ========================================================= 小沢無罪判決の意味と今後の見どころ ======================================================== 判決の直前に書きとどめておいたから、判決直後にも書きとどめて おこう。 これで小沢事件について私が書くことは当分ないだろう。 自らの見立てが正しかったかどうかをしばらくは黙って見ていれば いいのだ。 私は小沢無罪判決を喜びの驚きをもって聞いた。 「法と正義」に照らせば無罪であることはわかっていたが国策捜査 を行なった権力者たちが無罪判決を許すことは自己否定だ。 だからそうならないだろうという一つの諦観が私にはあった。 自己否定してまでも無罪判決を決断しなければならなかった理由は 何だったのか。 その理由があるとすれば、それは唯一つ、最高裁が自らの犯罪の 疑惑追及をおそれたからだ。 無罪判決で小沢事件を終わらせようとしたのだ。 無罪にしてやった、これで文句があるか、というわけだ。 その見立てが正しければ検察側の控訴はない。 無罪が確定することになる。 だから小沢一郎の党員資格停止は解除されることになる。 前原政調会長が言うような、日本は三審制だから裁判が確定する まで党員資格停止の解除はない、などという言い訳は通用しない。 それにしても輿石幹事長は卑劣な男だ。 コメントを求められて、「無罪判決は当然だ」と言ってのけた。 輿石が小沢裁判の不当性、違法性に抗議して無罪判決を勝ち取る ために何かしたことがあったというのか。 判決が出て初めて無罪は当然だという。 故小田実の言葉にならえば、後になってこっそり近寄ってきて、 「実は私もそう思っていたんですよ」と耳元で囁く最も卑劣な男と いうことになる。 いや、堂々と、「無罪判決は当然だ」と開き直る厚顔ぶりはもっ と卑劣だ。 輿石に残された唯一の貢献があるとすれば、小沢一郎の党員資格 停止の即時解除である。 それも連休明けなどではなく今すぐだ。 連休明けなどと悠長な事を言っているから輿石は卑劣だと言うのだ。 この期に及んでも小沢の名誉回復より民主党の生き残りを優先 させているのだ。 そして最後に私が注目するのが小沢一郎の今後の言動である。 彼は繰り返し述べて来た。 国民のための政治を実現する。 そのために最後のご奉公をする、と。 その言やよし。 それをこれからの行動で証明しなければならない。 小沢一郎には忘れてならない事がある。 小沢が無罪判決を勝ち取ったのはもちろん小沢が犯罪を犯して いなかったからだ。 しかし裁判所が自己矛盾である無罪判決を下さなければならな かったのは、自らの犯罪疑惑によって追い詰められたからだ。 そしてその裁判所を追い込んだのは正義を追求する市民の無私の 調査・検証である。 小沢一郎がここまで闘う事が出来たのも小沢一郎にこの国を立て直し て貰いたいと期待する国民である。 その国民の熱意に動かされてひとり検察、最高裁と闘った森ゆうこ 議員である。 そして何よりも小沢一郎がここまで闘う事が出来たのも、小沢 一郎にこの国を立て直してもらいたいと期待する小沢支持の多くの 国民の応援があったからである。 小沢一郎は今度こそそれら国民の期待に応えなくてはならない。 政局ではなく政策に邁進しなければならない。 消費税増税についてもTPPについても脱官僚支配についても 脱原発についても、そしてそれらすべての裏にあるこの国の対米従属 からの脱却ついても、今度こそ自らの考えを明確にして、大多数の弱者 の国民の側につくべきである。 小沢一郎の本当の正念場はこれからである。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

新しいコメントを追加