□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年10月3日第691号 ■ ============================================================= 国民が米国から自立することの必要性に気づく時が近づきつつある ============================================================= 読者から寄せられる言葉の中に、「あなたのいう事はその通りに なっている」というのがある。 私の読者は、もちろんそのすべてが私の意見に賛同しているわけ ではない。 私と違った意見を持つ読者からそういう声が寄せられる。 これは私のメルマガに対する最大の褒め言葉だ。 その中でも一番嬉しいのは、「あなたの言うようにやはり日本は 米国から自立しなければ未来はないのかもしれませんね」という言葉だ。 断っておくが、私は米国のすべてが悪いといっているのではない。 米国と協力することが悪いと言っているのではない。 自主性を放棄して対米従属に終始することが間違いだといっている のだ。 それでも米国が正しい国であるならまだいい。 米国の影響力が絶大であるのならその米国に従うのも功利的だ。 しかし、もはや米国が戦争国家から抜け出せない事は明らかだ。 金融資本主義の行き過ぎにより経済破綻に直面していることは明ら かだ。 とうとう10月1日にマンハッタンの金融街で大規模なデモが起こり 暴力沙汰になった。 ネットで流れた情報に呼応してデモが広がった。 米国は中東で起こった民主革命並みの国になったのだ。 これは米国政府にとってはもちろんの事、その米国に追従してきた 日本の支配者たちにとって衝撃的な事であるに違いない。 だからこそ、このニュースをどのメディアも大きく取り上げない。 あたかも見たくない、聞きたくないかのようだ。 私の手元に一つの注目すべき記事がある。 週刊アサヒ芸能10月6日号に、元航空幕僚長の田母神俊雄氏が書いて いる記事だ。 9・11から10年たって、衰退の一途を辿っている米国を直視し、脱 アメリカで日本も自立せと、と言っている。 日本は重要な国策をすべてアメリカの意のままにされている、と言って いる。 国際社会から愛されなくなったアメリカを頼みの綱とするのは、長期的 に考えると自分の首を自分で締めることになると締めくくっている。 これは田母神氏ひとりの意見ではない。彼が言ったり書いたりすること は彼の個人的意見ではなく、彼の後ろに控えている保守・国家主義的な 連中の代筆している。田母神グループの総意なのだ。 対米自立を唱える者は私のような護憲・平和外交主義者と相場は決まっ ている。 しかし保守、国家主義者たちもまた、米国から自立しなければ日本の 将来は危ういと気づきはじめたということだ。 「左翼」も「右翼」も対米自立の必要性を感じているのに、日米同盟は 国是だ、といい続ける者がいる。 それがこの国の自民党、民主党の政治家であり官僚たちだ。 権力側に立つ大手メディア、財界、御用学者、有識者たちだ。 10月3日の日経新聞にシンポジウムの案内が掲載されていた。 題して「東日本大震災、日米同盟の未来」である。 日経新聞社と米国戦略国際問題研究所の共催によるシンポジウムである。 震災後の日米同盟のあり方を議論するという。 その出席者の顔ぶれを見るといつもおなじみの日米同盟推進論者ばかり である。 その中に谷内正太郎元事務次官と藪中三十二前事務次官が名を連ねて いた。 谷内氏は日米安保条約を再改定して相互防衛協力協定にしろと唱える 人物だ。日米沖縄密約を隠しとおすために、それを廃棄処分したと見な されている人物だ。 藪中氏は反米感情を抑えるために広島を訪問してくれるなとオバマ 大統領に伝えたとウィキリークスに暴露された人物だ。 いつまでたってもこのような連中に日米同盟万歳と言わせているよう では日本生まれ変われるはずはない。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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