□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年9月27日第675号 ■ ============================================================= オバマ大統領に広島を訪問させなかった藪中前外務事務次官 ============================================================= 今日(9月27日)のニュースの中で私がもっとも驚きをもって受け 止めたのは小沢秘書三人の有罪判決ではない。 藪中前外務事務次官の裏切り発言の事実である。 すなわち、オバマ大統領が初来日した2009年11月。 あの時の最大の外交問題は被爆地広島を公式訪問するかどうかだった。 その年の4月にオバマ大統領はチェコで「核兵器のない世界を目指す」 発言を行い、それが理由でノーベル平和賞まで受賞した年だ。 そのオバマ大統領が米大統領としてはじめて広島を訪問することは 被曝者や平和主義者のみならず、ひろく日本国民の歓迎するものだった。 しかしオバマ大統領の広島訪問は容易でないこともわれわれは知って いた。 米国国民は原爆投下を正しいと思っており、その米国の考えに反して 広島を訪れ、謝罪することなど、いくらオバマ大統領がそれを望んでも、 米国の政治がそれを許さないだろう、オバマ大統領もそれに配慮しなけ ればならないだろう、と思われたからだ。 事実当時の報道もそればかりを書いていた。 私自身そういうことだと思っていた。 ところが、外務官僚である藪中事務次官がルース駐日大使に、広島 訪問は時期尚早だ、たとえ謝罪しなくても、訪問自体が時期尚早だ、と 伝えていたというのだ。 そしてその理由がふるっている。 オバマ大統領の広島訪問が実現すれば、日本国内の反核グループが 喜び、勢いづく、だから日米両政府はそのような世論の期待を抑え込ま なければならないと、ルース駐日大使に伝えていた、というのだ。 まるで画に書いたような対米迎合外交だ。 国民よりも日米同盟を重視した外務官僚の姿だ。 このような外務官僚がもうすぐ野田民主党政権によって次期駐米大使 に任命されるというのである。 この事実が、ウィキリークスが公開した米外交公電の中にあったこと が9月26日に判明した。 さすがにメディアはこれを一斉に報じた。 9月27日の朝のTBSの「みのもんたの朝ズバッ」においてもこれ が流され、杉尾秀哉TBSキャスターも、これは広島県民への裏切りだ、 と言わざるを得なかった。 ところがこのウィキリークスの情報を一切報じないメディアがある。 それが朝日新聞だ。 ウィキリークスからの情報を独占入手した朝日新聞は、それをすべて 検証した上で、その一部だけを公表して終わらせようとした。 その後ウィキリークスがそのすべてを公表したため、このような驚愕 の情報がボロボロ出てくることになった。 そして、その都度、朝日の情報握り潰しが明らかになっていく。 ジャーナリズム精神に背を向けた朝日の対米迎合が露呈されていく。 ウィキリークスの情報は、一度に全部で出回らなくてもいい。 一度に出回ればとても消化しきれない。ありがたみも薄れる。 こうして驚愕の情報が少しずつ明らかになっていけばいい。 その事によって、政府やメディアのウソを追及する最強の監視役が果た せることになる。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

新しいコメントを追加