□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年9月26日第672号 ■ ============================================================= 輿石民主党幹事長のあきれた安全保障政策観 ============================================================= 昨日(9月25日)朝のNHK日曜討論のなかで、安保政策について 論じられる場面があった。 それを見てつくづく思った。 もはやこの国の政治においては、自衛隊に堂々と武器を携行させて 海外に派遣する事について、見事な大連立が出来上がってしまった、と。 民主党の前原政調会長が、自衛隊に武器を携行させて海外へ派遣できる ようにすべきだと言えば、自民党の石破茂政調会長が、まったく正しい考 えだと賛同する。 公明党は、小泉自民党政権と組んでイラク戦争への支持を表明して以来、 すっかり平和の党を捨て去って久しい。 石井啓一公明党政調会長は、PKO5原則に則って派遣する、などと 訳のわからない事を言うだけで、反論らしきものは皆無だ。 国民新党の亀井亜紀子政調会長や社民党の阿部知子政審会長は、いかに も安保問題には自信なさげだ。もごもごと何を言っているのかわからない。 そんな中で一人、「憲法9条違反だ」、と筋を通したのが共産党の笠井 亮政策委員長代理であったが、残念ながら共産党は相手にされない。 とんでもない政治状況になってしまったものだ。 そう思っていたら、さらに衝撃的な記事を見つけた。 9月25日の産経新聞が、9月22日の紙面でみずから提言した日米 安保条約改定案に関する輿石東民主党幹事長の考えを次のように書いて いたのだ。 産経新聞の日米安保改定案とは、私が22日のメルマガ第665号で 一笑に付したものだ。 すなわち日米が軍事面で対等な相互防衛関係となるように改めよ、と いう奴だ。 改憲なくしてはありえない改定であり、なによりも米国が日本を対等な 軍事同盟国と認めるはずがない。 ところが輿石東民主党幹事長は産経新聞の照会に対しこう答えたという のだ。 「日米同盟、安保は日本にとって外交上の最大の課題だ。(提言も) 一つの参考になるだろうから政策調査会を中心に検討してもらう」、と。 国対政治に明け暮れ、およそ政策らしきものを語る事のない輿石幹事長 が、安全保障政策についてここまで酷い発言をしたとは、絶望的だ。 このような政治家が前原政調会長と組んで民主党の政策を取り仕切って いるのである。 小沢一郎はそれでいいのか。 小沢一郎もまた同じ考えなのか。 それとも政策などはどうでもいいのか。 政局で頼れる相手だから、輿石幹事長は「いい人事」だと言うのか。 ああ、せめて一人くらいいないものか。 国会において堂々と平和外交論を展開できる政治家が。 日米安保条約は改定ではない。終止すべきものだ。日米安保条約を 終止して、憲法9条を世界に掲げた平和外交を始める時だ。それしか 日本が世界の尊敬を勝ち得る道はない。 そう、堂々と演説のできる政治家がいないものか。 どう考えてもそのような政治家が見当たらない。残念でならない。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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