□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年9月17日第649号 ■ ============================================================= イラク戦争検証はこれできまりだ ============================================================= 野田新政権のだめなところは、ノーサイドと言って菅政権を支え続けた 側近議員をけじめなしに新政権の下で使っているところである。 その典型が福山哲郎議員の参院外交委員長起用であり斉藤つよし議員の 内閣官房副長官起用である。 斉藤つよし議員はあのイラク戦争検証議連の発起人であり会長だ。 その斉藤つよし議員は菅民主党政権の国対副委員長をへて、ついに野田 民主党政権の中枢に入って政策決定する立場にめでたく昇格した。 そして就任早々の9月15日の記者会見で普天間問題で次のような発言 をしている。 「日米間では抑止力についても損なわない形で部隊編成を、ということ になっている」(9月16日読売)。 完全に日米同盟深化論者に豹変した発言だ。 これでイラク戦争検証議連は文字通り死んだ。 しかし、そもそもはじめからそんな議連など要らなかったのだ。 政府や国会議員になどによるイラク戦争検証など無意味なのだ。 すでに立派なイラク戦争検証が出来ている。 9月17日の毎日新聞「野坂昭如の七転び八起き」がそれである。 そこに書かれている米国のイラク戦争の誤りと、それを無批判に受け入れ た日本政府・国民の誤りを、これほど明確かつ端的に検証したものはない。 そのすべてに同感だ。 残念ながらここですべてを紹介する余裕はないが次の言葉だけでも十分だ。 「・・・もう少し世間は敏感になるべきだ。面倒臭がらずに、何をしたって 考えること。同時多発テロを含め、軍事力では何も解決できないことは立証 されている。 かつて世界の覇権国アメリカ、しかしアメリカ中心の世界に もはや戻ることはない。アメリカ追従の時代は終わった。日本は自ら考え、 物事の本質を見極める目を養わなければならない。日本は日本独自の道を進む しかない」 今後如何なるイラク戦争検証がなされようとも、その最後の結論部分はこの 言葉で締めくくられなければならないと思う。 その言葉で締めくくられることのないいかなる検証も、検証の名に値しない。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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