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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

天皇を携帯電話のカメラで写した国会議員
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年9月16日第643号 ■     =============================================================   天皇を携帯電話のカメラで写した国会議員      =============================================================  天皇陛下が国会の開会式に出席した際に、携帯電話のカメラで写真を とった議員いたという記事が各紙に小さく載っていた。  そんなことは私にとってはどうでもいいことなので気にも留めていな かった。  ところが9月16日の日刊ゲンダイにその国会議員が民主党会派所属 で無所属の平山誠議員であると、次のように書かれていたことを読んで 、私はこのメルマガを書く気になった。  これはもちろん私しか書けない真実の情報である。  「・・・平山議員といえば、07年の参院選で田中康夫氏が率いる 『新党日本』から比例区で出馬するも落選。09年の衆院選に田中氏が クラ替え出馬し、比例得票2位の有田芳生氏も出馬を理由に繰り上げ 当選を辞退したため、お鉢が回ってきた超ラッキー議員だ・・・」  このさりげない記事の裏には次のような背景があるのだ。  実は私は09年の参院選の際、田中康夫から直接出馬要請を受けた。  田中康夫から誘いを受けたのはその時が二度目であった。  最初は2005年の小泉郵政改革選挙の時である。  その時私は小泉首相の地元神奈川11区から、小泉首相に挑戦する ために一人で立候補した。  告示前わずか10日ほどの無謀な立候補であった。  その立候補を知った田中康夫がいきなり私に電話をかけてきて、今 長野から向かっているところだが、帝国ホテルで待っていてくれという。  話とはこういうことだった。一人で立候補するぐらいなら新党日本か ら出ないか。公認候補なら選挙費用はすべて党で負担する。自分(田中) の知名度があれば票も増える。  その時立ち会っていたのが平山氏であった。  少しためらった私は、結局自らの初心を貫いて一人で小泉首相に挑戦 する道を選んだ。  しかし、私が断った本当の理由は、その場で結論を出せと急ぐ田中 康夫の傲慢ぶりであった。  彼はその時、新党日本立ち上げの直前にあって、公認政党条件の5人 を集めるのにどうしても一人足りなかったという事情があったのだ。  田中康夫との接触はそれ以来途絶えていた。  それから4年ほどたち、突然2009年の初めに連絡があり、その年 の衆院選に新党日本から出ないかという。  那須塩原まで一切ならず出向き家内の目の前で私を説得して見せるという 芸まで見せた。  反対する家内を説き伏せて田中康夫の要請を受けた私は、その後の予定を すべてキャンセルして田中康夫の指示に従った。  その時から田中の秘書代わりをしていた平山氏と親しくなった。  平山氏は憎めない男だった。私を何度も酒にさそって新党日本の内情を 教えてくれた。  田中康夫との付き合いは長野県知事以来であるという彼は、最後は田中 康夫に愛想をつかして喧嘩別れをするわけだが、その時すでに田中には ついていけないと漏らしていた。  有田芳生氏と田中康夫の関係にも困惑していた。  有田氏を新党日本に誘ったのは田中康夫だが、その後田中は有田を疎ん じるようになる。  というよりも田中が有田氏を一方的に嫌って私の前で有田の悪口を言う。  私はなんとか自分の力で当選させる最善の方法を考えるが、有田には自分 の努力でやってもらうという。  そんな田中康夫の態度に気づかないはずはない。  有田氏は私を警戒し、私と田中の間でどのような話がすすめられている のかと聞いてくる。  私はこれではダメだと思った。  田中康夫にはまず有田を当選させる責任があると説得した。  田中康夫が頼み込んだのかどうかは知らないが、最終的には 有田氏は小沢の民主党から立候補して当選するわけだからそれで よかったのだが、新党日本の副代表を差し置いて私を立候補させ ようとする田中を見て、これはダメだと私は自らの立候補をその時 すでに内心あきらめるようになった。  そのうち、どういう事情があったのかは知らないが、田中から の連絡がぱったり途絶えた。  あれほど頻繁に連絡をしてきた田中康夫から何の連絡もなくなった。  平山氏に事情を質しても田中の考えていることは自分には何も分か らないというばかりだ。そしてそれは事実に違いない。  結論から言えば私の新党日本からの出馬は立ち消えになり、そのこと 自体は私にとってはどうでもいいのだが、その後も田中からは何の説明も、 釈明もなく今日に至っている。  私はその時は田中康夫とはいつでも電話連絡できる間柄にあったので、 田中に説明を求めることは出来たのだが、あえて私からそれをしなかった。  選挙出馬を頼み込んできたのは田中康夫の方であり、もの欲しそうに 田中康夫にあの話はどうなったと聞くような事はしたくなかったからだ。  何よりも、その時には田中康夫にすっかり愛想を尽かしていたのだ。  私にはまぎれもない目撃者がいる。それは家内だ。  一部始終をそばで見てきた家内は、田中のあまりにも非常識な態度に あきれ果てていたが、結局政治家とはそのようなものであり、そんな 政治家になろうと考える私が間違っていたのだ、まともな神経では政治家 などになれないのだ、と冷静に私を諭した。  なぜ私がこのような事を書くかと言えば、田中康夫を評価して、田中康夫 と組んで政治を変えたらどうかと私にすすめる読者がいるからだ。  残念ながら田中康夫はそういう政治家ではない。  彼は当時私に色々な事を喋ってくれた。  みずから国民新党の名付け親と称し、亀井静香とはその時からの仲で あったが、国民新党の党首である綿貫が田中を嫌ったために田中はみずから 新党日本をつくったのだと。  なるほど、合点が行く。  綿貫が政界を去り、新党日本が田中一人の党になったので、もとの鞘に 収まって亀井と組んだという訳だ。  田中はよく私に言っていた。小沢一郎はまともな人間なら付き合いきれ ない政治家だ。自分だからなんとか付き合っているのだ、と。  これには笑ってしまった。  この国の政治システムの下で政治家になり、政治家で有り続けることは、 平凡な善人では不可能である。  それでも政治家たちが国民のために正しい政策を実現してくれるのであれ ばまだ許せる。  しかし、それが出来ないのだ。  平山氏は自ら認めているからまだいいほうだが、有田氏もまた今のような 状況で政治家を続けるかぎり何も出来ない。  テレビで評論活動をしているほうがはるかに彼の存在感がある。  田中康夫に至ってはもはや完全な食わせ者だ。税金泥棒だ。  どうしてそれが可能なのか私は理解できないのだが、一人の政党になって も政党助成金を貰い続けている。  それを一人で使っている。  そんな政治家がどのようなきれいごとを並べても私は一切信用できない のである。                              了  ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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