□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年9月14日第640号 ■ ============================================================= 日米不平等は何も外交だけではないという話 ============================================================= 「日米溝深く 着地点見えず」 こういう見出しの記事を9月13日の東京新聞に見つけた。 こう書けば、普天間基地移設問題か、日米経済摩擦問題かと思うだろう。 ところがそうではない。野球の話だ。 その記事も政治部の記者ではなく運動部の堤誠一という記者が書いている。 ワールド・ベース・クラシック(WBC)の経費負担や収益配分をめぐる 交渉が進まないという。 まずスポンサー料の帰属問題があるという。 たとえば日本が勝った09年大会では、本来は代表チームの強化や野球の 普及など日本球界のために使われるスポンサー料の大半が、大会運営資金と して主催企業(WBCインク)に流れたという。 「五輪やサッカーのW杯では当たり前の権利がWBCでは認められて いない。日本は利用されているだけ」と松原徹日本選手会事務局長は憤慨 する。 収益配分でも米国への厚遇が目立つという。 米国が全体の66%を受け取ることになっており、日本は13%、韓国が 9%。最初から米国がもうかるようになっているのだ。 そもそもWBCインクは米大リーグ機構(MLB)と米大リーグ選手会が 半分ずつ出資した米国の株式会社。公平な運営など望むべくもないという。 日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会は一体となって正当な権利 を求めているが米側は既得権を手放すつもりはなく、米国側は脅しに近い 言動で現状での継続を迫ったという(関係者の話)。 いくらなんでも不平等だ。 日本のプロ野球側はもっと強くでることはできないのか。 そう思って調べてみたら、日本プロ野球組織を代表し、これを管理統制 する立場にあるコミッショナーが役人や政治家の天下り先になっている。 今のコミッショナーはこの前まで駐米大使をつとめていた外務官僚 OBだ。 これでは不平等は改まるはずはない。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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