□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年9月13日第639号 ■ ============================================================= 信用できないネグロポンティ元米国家情報長官の言葉 ============================================================= 同時多発テロ10周年の特集記事の中で、私は9月13日の読売新聞 「米テロ10年 識者に聞く」の中のジョン・ネグロポンテ元米国家 情報長官の言葉に注目した。 同時テロのあった2001年に国連大使となり、その後イラク大使を へて05年に初代国家情報長官となった人物だ。国務副長官もつとめて いる。 いわば対テロ戦の最中に米外交の中枢を歩いた人物だが、そのネグロ ポンテ氏が次のように述べているのだ。 「・・・個人的には、急いで開戦に踏み切らずイラクの大量破壊兵器の 有無をさらに時間をかけて査察してもよかったと思う・・・攻撃は(国連 安保理事会での)決議を経てから行なうべきだった。攻撃は正統性を欠き、 政治的代償は大きかった・・・確実に言えるのは、米国はイラクとアフ ガンからの撤収後は、対外派兵に極めて慎重になる。かつての『ベトナム 症候群』のように、国際紛争への関与を避けるようになる。米国の安保 政策は質素で倹約的となり、対外関与も抑制的、協調的になるだろう・・」 よく言ったものだ。 しかし私はこのネグロポンテ氏の事をこのメルマガで書こうと思った のはイラク戦争のことではない。 日本が国連安保理常任理事国入りを目指した時の彼の言葉について である。 彼がかつて国連代表大使だった時、日本は国連安保理常任理事国入りを 必死に目指していた。 そのためには米国の支持が不可欠で、日本は国をあげて米国に強く協力 を求めた。 しかし米国はいつまでたっても日本を支持するとは言わない。本心を明 らかにしない。 そんな中でわが国連代表大使が、離任の挨拶にネグロポンティ大使を訪 れた時のことだ。 後任者への置き土産として、どうか私の離任祝いと思って、米国は日本 の国連安保理入りを支持すると言ってくれないか、と頼み込んだ。 それに対するネグロポンテ国連代表大使の言葉がすべてを物語っている。 日本の国連安保理常任理事国入りだって?そんな問題があるとは自分は 知らなかった。その話は次席大使とよく相談して欲しい・・・ こんなふざけた返答をした男である。 私はネグロポンテ氏が何を言おうと信用しない。 米国と言う国を信用しない。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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