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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

日本の対イラク、アフガン復興支援は適正に使われているのか 
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年9月12日第634号 ■     =============================================================   日本の対イラク、アフガン復興支援は適正に使われているのか       =============================================================    9・11事件の特集記事の中で、一つぐらいは小泉政権がイラク戦争 を支持した事についての検証を求める記事があってもよさそうだと探し てみたが、ついに見つからなかった。  そういえばイラク戦争検証議員連盟なるものも活動していると聞いた ためしがない。  かくして今年のイラク戦争10周年を境に、イラク戦争は急速に風化 していくだろう。  しかし、イラク戦争は忘れ去られても、米国の対テロ戦争は続く。 そしてそれに対するわが国の協力は続く。  その一つがわが国のアフガン、パキスタン復興支援である。  少し前の記事になるが9月1日の産経新聞に次のような記事があった。  すなわち米議会の独立調査委員会の一つである戦時契約委員会は8月 31日にも正式発表する報告書の中で、米政府がイラクやアフガンで供与 してきた復興支援のうち、不正や管理態勢の不備のため浪費された金額 が過去10年で600億ドル(約4兆5940億円)にのぼる事を明らか にしているという。  浪費といえば聞こえがいいが、その浪費の内容は、単に援助が期待通り に役立たなかったというだけではない。  賄賂に流れたり、ひどい場合はテロ側の軍資金となっていたという。  米国予算の無駄使いだけならどうでもよいことだ。  米国民が米国政府を責めればいい。  しかし、日本はイラクやアフガンの復興支援に対し、いつも他国に先駆 けて大盤振る舞いしてきた国だ。  あたかも米国への軍事協力ができない負い目をカバーするかのように、 つねにイラク、アフガンの復興支援会議の最大の支援国の一つであり 続けた。  しかもこれらの国に対する支援は、本来ならばODAの対象には不適切な 行政経費や警察官、治安要員の給与、さらにはテロ対策費などへも拡大 している。  米国の復興支援援助が約4兆6000億円も無駄に使われたのだ。  米国議会の独立調査委員会がそれを公認している。  わが国のイラク、アフガン復興支援も間違いなく無駄づかいされているに 違いない。  しかもその記事はイラクとアフガンの復興支援のことしか書いていないが、 パキスタンへの復興支援まで行なわれている。  ところがわが国ではこの復興支援の適切な使用について、これを検証する 国会の独立委員会なるものはない。  国会の予算委員会で追及されることもない。  なぜ日本はここまで検証という事について無関心なのか。  なぜ国民は税金の浪費に寛容なのか。  護憲政党の議員は国民に代わってその事を国会で検証しなければいけない。                                 了  ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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