□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年9月3日第612号 ■ ============================================================= 社会党「安保5人男」の時代がなつかしい ============================================================= 読売新聞に「昭和時代」という一大連載特集がある。 今日(9月3日)の「第一部30年代」19回はいわゆる「安保国会」 の特集記事であった。 すなわち「核持込みに関する日米密約」や在日米軍の活動範囲である 「極東の範囲」などを巡って自民党政府の矛盾を追及する緊迫した予算 委員会の模様が再現されている。 私が懐かしく読んだのはその中で登場する社会党「安保5人男」である。 すなわち、飛鳥田一雄(党委員長)、石橋政嗣(党委員長)、横路節雄 (党政審会長)、岡田春夫(衆院副議長)、松本七郎(党国際局長)ら のことである。 私はこれらの議員が国会で質問していた時代をほとんど体験的に知らない。 しかし、私が外務官僚になって国会での安保答弁に立ち会ってからでも、 社会党には大出俊(国会の止め男)、楢崎弥之助(国会の爆弾男)などと いう安保男がいた。 首相や大臣をして敵ながら天晴れと言わせるような野党政治家がいた。 国会の外交・安保論争がなくなってしまったのはいつ頃からだろう。 それはもちろん社会党の村山党首が首相に担がれて日米安保を認めたこと、 小泉首相の登場により安保論争が一切封じられてしまったことなどがある。 しかし、なによりも本物の護憲政治家がいなくなったことだ。 社民党にしても共産党にしても外交・安全保障政策について政府の対米 従属の誤りを国会で正しく追及できる政治家がいなくなったことだ。 当時にくらべ、いまではウィキリークスなどによって機密情報の入手が 格段に容易になっているというのにである。 追及できる材料は山ほどあると言うのにである。 安保論争の消滅は野田新民主党政権の下でさらに加速するだろう。 私が危惧することはまさしくその点である。 安保5人男や、国会止め男、爆弾男の時代がなつかしい。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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