□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年8月25日第596号 ■ ============================================================= 後継者選びの政局の中で姿が見えない菅首相 ============================================================= 民主党代表選挙をめぐる政局の混迷とそれを追うメディアの記事の 不毛さは目を覆うばかりだ。 なぜか。それは今度の民主党代表選挙が無意味であるからだ。 無意味な民主党代表選挙でもメディアはそれをなんとか政治記事に しなければならないからだ。 私の言うように無視していては、仕事にならないからだ。 私は当初から言い続けてきた。 今度の民主党代表選挙は誰が民主党党首になっても混乱は続く、と。 それは民主党そのものが既に崩壊しているからだ。 今の民主党では政策の一致は不可能だからだ。 本当の政局は代表選後に始まるからだ。 だから、小沢一郎が本気でこの国の政治を動かしていく覚悟があれば 出番はその時だ。 小沢一郎は今度の代表選挙には関与せずに裁判での無罪勝ち取りに専念 すべきだ。 態度を不明にしたり、沈黙を守るだけでは不十分だ。 自分は今度の代表選には関わらない、裁判に専念する、とメディアの前 ではやく明らかにすべきだ。 そう私はブログで書いてきた。不特定多数の読者に訴えるためだ。 それが正しいかどうかはもうすぐわかる。 そのような私の政局観の中で書かなかった事が一つだけある。 なぜメディアは菅首相の動きを書かないのかという事である。 菅首相は曲がりなりにも現職の首相である。 その菅首相が後継者選びの政局の中でまったく動きがない。 メディアもそれを書かない。 いくら菅首相が過去の人であるとしてもこれは異常だ。 そう思っていたら、はじめてそれらしき記事を見つけた。 今日(8月25日)の東京新聞こちら特報部においてお笑いタレントの 大川豊氏(大川興業総裁)がこう言っている。 この大川豊というお笑いタレントの政治的言動は時として鋭い。 「菅さんは、自分が辞めると宣言した瞬間から、次の内閣に向けて党内 で政策論争をさせるべきだった。何もしないで粘り続けたのはひどすぎる」 、と。 これを受けてこちら特報部のデスクメモは次のように締めくくっている。 「菅首相の最大の過ちはマニフェスト撤回や外交停滞、口先だけの脱 原発発言ではない。未曾有の国難時に、与野党を超えた挙国一致どころか、 民主党の挙党態勢さえ整えられなかったことにつきる。身内や取り巻きと ばかり外食する人が、トップに立つべき時ではなかった」、と。 その批判は、そのまま後継者選びにおける菅首相の影響力のなさに つながる。 いまだ現職の首相でありながら、自らの後継者争いという最大の政局に おいて一言も発しない菅首相。 菅首相を無視するメディア。 それほど菅首相は用済みなのか。 はたして29日の代表選までの残りの数日間に、菅首相が誰を支持する かということに言及する時があるのだろうか。 今度の民主党代表選挙の負の主役は菅首相である。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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