□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年8月18日第587号 ■ ============================================================= ケビン・メア元米国務省日本部長の「決断できない日本」(文春新書) に注目する ============================================================= 8月18日の読売新聞で知った。 「沖縄ゆすり発言」で更迭されたメア元国務省日本部長が19日に 「決断できない日本」(文春新書)を出版するという。 メア元日本部長は、「ゆすり発言」は日本の報道の捏造だ、嵌められ た、などと今でも言い訳を繰り返しているぐらいだから、この本でも 当時の顛末を言いたい放題書いているのだろう。 しかし、彼は日本部長として沖縄問題をめぐる日米外交の実態を目撃 してきた人物だ。 おまけに更迭後はしばらく日本の震災対策にかかわってきた。 だから彼の口から述べられる事の中には、思わぬ貴重な情報が見つか るかもしれない。 私が注目するのは読売新聞に書かれていた次のくだりだ。 福島原発事故直後、米政府は東京在住の米国人9万人全員を避難させ る案を検討していたという。 米側は無人偵察機グローバルホークの情報から原子炉の温度が異常に 高い事を把握し、「燃料が既に溶融している」と判断していたが、菅 政権が対応を東電任せにしていると見て、「不信感は強烈」な状況だっ たという。 やはりそういうことだったのだ。 今度の福島原発事故に関して言えば、菅民主党政権が米国との連携を 当初から密にして対応していればここまで事故が悪化することはなかっ たに違いない。 米国との関係が希薄な菅首相が、米国に支配されていると言う国内 批判を恐れて、当初は米国との連携に警戒的だった。 それを見た米国が危機感を持って日本に迫った。 それを見た菅首相があわてて対米従属に終始するようになった。 これが実態なのだ。 菅民主党政権の対米外交の稚拙さこそ福島原発事故の対応を迷走させ た最大の理由かもしれない。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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