□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年8月15日第577号 ■ ============================================================= 民主党代表選挙の混迷と政治家小沢一郎の正念場 ============================================================= 盆休み明けに急速に動くであろう今後の政局の流れについて考えてみる。 いま目の前に繰り広げられている動きほど馬鹿馬鹿しいことは無い。 民主党代表選挙の事だ。 そもそも民主党自体がすでに国民から支持を失って政権政党の資格を 失っているというのに、二年後の衆参同時選挙まで民主党政権が続くという。 マニフェストを放棄した崩壊状態の民主党であるのに、そのまま代表を 選ぶという。 おまけに代表選の候補者にまともなものがいない。 世論におもねて自らの政策をはっきり打ち出せない奴ばかりだ。 唯一自分の意見を明言している野田候補が大連立や増税というのである から話にならない。 そんな中で出馬を辞退した前原が突如として反増税発言を行なった。 ついに松下政経塾の間でも首相の座の奪い合いが始まったわけだ。 本来は権力奪回の絶好のチャンスであるにもかかわらず、自民党の動き もまた鈍い。 自民党もまた国民の支持を得ていない。まともな政治家はいない。 これを要するに日本の政治の崩壊である。 そこで注目されるのが小沢一郎の動向だ。 小沢一郎信者でなくても、そして小沢一郎にその器量があってもなくて も、一度は小沢を首相にやらせてみたいと思う国民は増えつつあるのでは ないか。 私もその一人だ。 なにしろ政権交代の役割を果たしたトロイカ体制のなかで首相になって いないのは彼だけである。 彼を通りこして野田とか馬淵とか海江田とか樽床とか小沢鋭仁とか、 ましてや鹿野とか、笑止だろう。 しかしいまでもメディアは小沢の登板を許さない。 裁判中の小沢が動けばたちまち小沢叩きが始まる。 果たして小沢の出番はあるのか。 そして小沢にはその覚悟と器量があるのか。 いまの小沢が取るべき最善の戦略は何か。 ここからは私の勝手な小沢に対する助言である。 民主党代表選挙においては小沢派決して動いてはならない。 どの候補者も支持してはならない。 小沢派の民主党議員に対しては「自主投票に任せる」と言うべきだ。 そうすることによって、「影の支配者」という批判をかわせ。 下手な候補者を支持する事によって自らを貶めるな。 今の日本は、誰が民主党の代表になっても、そしてどのような与野党 連立を繰り返そうと、行き詰まる。 政策を軸にした政界再編を求める声が国民の中から早晩沸きあがって くる。 動くのはその時だ。 その時まで沈黙を守るのだ。 裁判で無罪を勝ち取ることに専念すればいいのだ。 動き出す必要がでてくる頃には裁判の決着もついているだろう。 それまでは体力、気力を蓄えるのだ。 勉強を重ねて政策を練り上げるのだ。 国民が悲鳴をあげ、一度小沢にやらせて見るしかない、と言い出すまで 自ら動きだしてはいけない。 それで出番が来なければそれも天命だ。 出番が来れば、新党結成もよし、大連立もよし、すべては国民の為に正 しい政治の実現を有言実行すればいい。 果たして小沢一郎はその器量と覚悟があるのか。 私は単純な小沢待望論ではない。 わずかではあるが小沢に疑念を抱かせる情報もある。 しかし、そんなことはどうでもいいことだ。 小沢一郎のところには熱烈な小沢待望論が届いている。 小沢もそれを知っている。 小沢一郎はそれを裏切ることはできないだろう。 器量があろうがなかろうが、覚悟を決めるしかないのだ。 いまその真価が問われているのは、民主党の新代表でも自民党の政治家 でもない。政治家小沢一郎、その人である。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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