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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

 朝日新聞の落日  
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年8月12日第572号 ■     =============================================================    朝日新聞の落日        =============================================================  ジャーナリズムの使命が権力を監視する事にあるとすれば、ジャーナ リズムはあらゆる観点から弱みを持ってはならないのだろう。  弱みを持たないということは容易ではない。  しかし、それでもジャーナリズムはそれを目指さなければならない。  弱みを持ってしまえば何を言っても、書いても、相手にされなくなる。  たとえば読売新聞だ。  読売新聞中興の祖と言われる正力松太郎がCIAから暗号名まで与え られて日本国民を情報操作する片棒を担がされていた事が、米国の公文 書などで明らかにされ、いまや広く国民の知るところとなった。  特に今回の原発事故との関連において、日本に原発を導入する役割を 果たした人物が正力松太郎であり、その動機が個人の権力欲を満たすこと にあった事まで明らかにされた。  いまの読売新聞とその社員が、いくら自分たちとは関係ない話だと冷静 を装っても、「読売新聞は売国新聞だ」の一言で、グウの音も出ないに違 いない。  そしていま朝日新聞がその窮地に立たされている。  発売中の週刊現代が東電マネーの一番のターゲットが朝日新聞だった事 を書いている。  そんな下心のある電マネーを受け入れた朝日新聞の実態を明らかにして いる。  しかもその実態は、政治部幹部や論説主幹までつとめたOBたちの食い 扶持稼ぎだったという。  官僚の渡りや天下りと同じようなあさましい構図だ。  今更、「軽率だった」とか、「反省している」などと言い訳しても始ま らない。  それだけではない。今日(8月12日)の朝日新聞は驚くべき記事を掲載 していた。  これがこのメルマガの本題である。  その記事は、2日前の8月10日に「ひと」欄で掲載したボランティア 医師について、完全に間違っていましたとその非を認める訂正記事だ。  掲載後に、その記事を見た社外の読者から「医師ではないのではないか」 との情報が寄せられて確認したところ、その医師の証言に複数の虚偽があっ たことが判明した。無資格で医療行為をしていたこともわかった。事実と異 なる内容を掲載し読者や関係者に迷惑をかけた事をお詫びし、その記事の 全文を削除する、というものだ。  これは前代未聞の訂正記事である。  単純なミスではない。あまりにも多くの間違いをおかし、それに気づく ことなく平気で新聞に掲載していたのだ。  しかもその間違いが事実なら、違法行為をして政府助成金などを詐取し ようとしていた人物を「ひと」欄で持ち上げ、読者を誤誘導したのだ。  第4の権力と言われ、その驕りに胡坐をかいて政局まで操ろうとしてきた 朝日新聞の正体は、かくもいい加減なものであったということだ。  これが菅首相を持ち上げ、小沢一郎を叩き続けてきた朝日新聞の正体な のだ。  日米同盟を礼賛し続ける朝日新聞の正体なのだ。  そのような深刻な誤報を、訂正とお詫びで済まそうとする姑息な朝日新聞。  何度も繰り返して書いてきたことだが、私の父は、生涯を朝日新聞の地方 記者で終えたノンキャリ記者だった。  死ぬ間際まで朝日人を誇りにしていた。  その父の影響で自ら朝日新聞記者を目指そうと思った時もあった。  その朝日新聞がここまで劣化してしまった。  残念ではあるが、もはや朝日新聞はジャーナリズムの名を語る資格はない。  もはや今の朝日新聞が何を書いても、言っても、説得力を持たない。  幹部の総退陣を行なってイチから出直すしか蘇生の道はない。                                 了 ─────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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