□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年8月6日第558号 ■ ============================================================= これこそが原爆記念日に行なわれるべき日本の平和宣言だ! ============================================================= まもなく菅首相の広島平和演説が行なわれる。 その前に、これこそが日本が世界に向けて発信する非核平和宣言で なければならないというものを書きとどめておきたい。 今日(8月6日)の東京新聞の社説はこういう文章で始まる。 「いつにも増して特別な日になりました。ヒロシマの歴史はフクシマの 今にも続いています。たとえ核兵器が廃絶されても、この国に原発がある 限り。」 違う。順序が逆だ。 たとえ原発が廃絶されても核兵器はなくならない。 フクシマ原発事故をきっかけに脱原発を訴えるのはいい。 しかしフクシマ原発事故が教えてくれたことは原発と核兵器は表裏一体 であるということだ。 そしてここが一つのポイントであるが、原子力の平和利用という名で 勧められた原発は、核兵器から目をそらせるためのめくらましだったのだ。 本丸は核兵器廃絶でなくてはならない。 脱原発を強調するあまり肝心の核廃絶を訴える事を忘れてはならない。 しかもこの世界から核を廃絶することは原発をなくすよりもはるかに 難しい。 さすがに朝日も日経も核廃絶を訴えている。 8月6日の朝日の投稿欄「私の視点」に見られる二つの投稿、「被曝国 日本の役割 核の危険をなくす議論」(ピースボート共同代表)、および 「軍事と平和で二分するな」(勝田忠広明治大学准教授)も、核廃絶こそ 重要だと書いている。 しかし日本の平和演説はそれだけでは十分ではない。 これが二つ目のポイントであり、私がこのメルマガで訴えたいことだ。 世界に核廃絶を訴えるということは米国に核廃絶を訴えることである。 そしてそれはまたオバマ大統領の核廃絶演説の欺瞞を追及することな のだ。 核廃絶を訴えながら臨界核実験を繰り返す。 テロ国家への核拡散阻止を訴える一方で核大国の核独占の放置を許す。 この誤った政策を米国に求めない非核演説は片手落ちだ。 そして、ここからが私がもっとも強調したいところであるが、唯一の 被曝国である日本が世界に訴えるべきことは、いまこそ日本は米国の核 抑止力から脱却し、平和憲法を世界に掲げて平和外交に徹する事を宣言し なければならない。 これこそが日本が世界に向けて表明する今年の平和演説でなければ ならない。 フクシマ原発事故の後の最初の演説はこれだ。 この時を逸したら、二度と本物の平和宣言を行なう機会はやって こない。 米国の核抑止力からの脱却を訴える今日の各紙の論調にはどこにも 見当たらない。 もちろん菅首相は決してそれを言わないだろう。 それどころかオバマ大統領の偽核廃絶演説に言及し、それを称賛する だろう。 日本が表明する平和演説は日本だけが語ることの出来るものでなく てはならない。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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