□■□■ 【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン 2010年3月14日発行 第74号 ■ ───────────────────────────── 福島瑞穂社民党党首に助言する ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 3月12日の参院予算委員会で福島瑞穂大臣が自衛隊出身の佐藤正久議員に詰め寄られた らしい。「自衛隊は合憲ですよね」と。 答えに窮した福島大臣は、最後は「内閣の方針に従う。自衛隊は違憲ではない」と憮然 として答えたという。 それを13日の新聞が面白おかしく書き立てていた。 今や誰よりも強い護憲論者である私としては、この福島社民党党首の対応ぶりに歯がゆさを 禁じえなかった。 たかが一佐あがりの一年生議員に天下の護憲政党の党首がこの体たらくでどうする。 ダメ社民党でも護憲政党だ。なんとか応援しなくてはいけない。 だから助言をする。 こう一喝すべきだったのだ。 福島さん、よく聞いて次はしくじるなよ。 「そんなおろかな質問をするものではない。あなたは日本の戦後史を知らないのか。 憲法9条が出来た時は自衛隊など想定されていなかった。もちろんその時は違憲だ。 なにしろ吉田茂総理さえも、憲法9条は自衛のための戦争まで禁ずると答弁したくらいだ。 しかし、朝鮮動乱が起きて米国が自衛隊を作らせた。冷戦が本格化して米国が自衛隊を強化 しろと命じた。 そんな自衛隊であったが、その後半世紀をへて、災害救助などで活躍する自衛隊を国民は 受け入れた。日本を守ってくれる自衛隊であると信じて受け入れた。 私(福島)はそのような国民の声を尊重する。自衛隊を認める。 しかし、今の自衛隊は限りなく違憲状態になってしまった。一昨年4月の名古屋高裁の判決でも、 バクダッド空輸は明白な違憲だと断じたではないか。 それよりも何よりも、今の自衛隊は米国の戦争に加担させられ、その手駒として使われている。 情けないとは思わないのか。日本を守るはずの専守防衛の自衛隊が、米国のために命がけで戦地 に赴く。馬鹿らしいと思わないのか。 ところで、あなたは、サマワに派遣された時に「駆けつけ警護」をするつもりだったとかつて テレビで発言したというではないか。 あえて巻き込まれなければ正当防衛にならないからそうするのだ、と話したというではないか。 本当にそう言ったのか。その思いは今も変わらないのか。この国会の場で国民に向かってもう一度 言ってみるがいい。 憲法99条に基づく国会議員の憲法遵守義務を知らないような者に、合憲かどうかの質問を私にする 資格はない。 いや、あなたは国会議員を続ける資格はない」 _________ 天木直人のメールマガジン 2010年3月14日発行 第74号

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