□■□■ 【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン 2010年2月25日発行 第56号 ■ ────────────────────────────── 反権力か、それとも反自民党か。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 毎日新聞の専門編集委員でもある牧太郎というコラムニストがいる。 その彼がサンデー毎日3月7日号の連載コラム「青い空 白い雲」の中で、 「我が愛読紙『日刊ゲンダイ』が最近おかしい、民主党大応援団になってしまった」 と嘆いていた。 同感だ。彼と同様日刊ゲンダイを毎日愛読している私も、最近は読む気がしなくなった。 どの日の紙面も同じなのだ。情報価値がまるでなくなってしまっている。 検察批判をするのはいい。しかし小沢、鳩山擁護、自民たたき一色の紙面はもはや ジャーナリズムではない。 牧太郎氏のコラムを眼にした事を話題にして、親しくしている日刊ゲンダイの編集責任者に 電話をして問いかけてみた。 もちろんその編集者は牧太郎氏のコラムを読んでいた。 その上でその編集者は次のように釈明した。 我々は自民党政権の悪と50年闘って来た。やっと政権交代が起きてよかったと思った矢先に、 こんな事で自民党が復活されてはたまらない。小沢がいなくなれば民主党は分裂して再び自民党が 復権してくる。それだけは勘弁だ。自民党が完全に消滅し、民主党政権が安定政権になって日本を 変えるまで小沢・鳩山民主党政権を応援する、自民党をたたく、と。 その後も私はひとしきりその編集者と電話を続けたが、議論は平行線で終わった。 日刊ゲンダイと私の考え方の違いは自民党の復権だけは許せないとする日刊ゲンダイと、自民党は もはや終わった、かつての自民党の復権はありえない、今更自民党批判をしても意味はない、 と考える私の違いである。 それよりもなによりも、この国の権力に対する考え方の違いである。 日本の政治制度の下では、絶大な国家権力が、あまりにも政治家、官僚に集中している。 それを体験的に知っている者とそうでない者の違いだ。 そんな絶大な権力を手にした政治家と官僚は、よほどこころざしが高く、立派な人物でなければ 権力におぼれる。 政治家と官僚はその権力のうまみを共有しようとするから決して本気で対立しない。出来ない。 そのことを知っている者と知らない者との違いだ。 もう一つある。小沢、鳩山民主党では正しい日米関係の構築は無理である。対米従属から脱却できない。 自民党と大差はない。 民主党政権の5ヶ月を見て私はそれを確信した。5ヶ月あれば十分だ。4年たっても同じに違いない。 もはや間違いなく権力を握ってしまった小沢、鳩山民主党を、私は厳しく監視していきたい。 私と日刊ゲンダイのどちらが正しいか、それは日増しに明らかになっていくと確信している。 _________ お知らせ 以下の通り案内します。 2月26日(金) 午後5時30分開場 パネルディスカッション 水島朝穂(早稲田大学法学学術院教授) 天木直人 平岡秀夫(衆議院議員・民主党) 場所 弁護士会館2階 講堂クレオ 東京メトロ 霞ヶ関駅 出口B1-b 問い合わせ 第二東京弁護士会 人権課 03-3581-2257 天木直人のメールマガジン 2010年2月25日発行 第56号

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