□■□■ 【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン 2010年2月7日発行 第38号 ■ ────────────────────────────── ジャームズ・キャメロン監督の次回作に注目する ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 映画に詳しくない私でも、タイタニックというヒット作を作った米国の映画監督 ジェームズ・キャメロン氏が、こんどはアバターでそれを上回る大ヒットを飛ばした ことぐらいは知っている。 しかし、そのジェームズ・キャメロン監督が、長崎・広島で二度被爆した日本人をテーマ にした映画をつくろうとしている事は知らなかった。 私がその事を知ったのは、偶然見ていた古舘一郎のニュースステーションの番組の 終わりのほうで、何気なくながされていたジェームズ・キャメロン監督と被爆者の男性の 感動の対談場面であった。 その男性は、広島と長崎で二度被爆してなお生き残った93歳の男性であり、その体験 を世界に伝える事が私の運命だと訴え続けた人である。 その男性の事を、友人を通じて聞いたキャメロン氏は、アバターの日本プロモーションで 来日した昨年12月22日、わざわざ長崎までその男性を訪れた。 あなたが果たした事を今度は私が引き継ぐと語るキャメロン監督を見て私は強烈な感動を 覚えたものだ。 その男性は年が明けた1月4日、永眠する。 感動はすぐに過去のものになる。 すっかり忘れていた私は、先週発売された二つの週刊誌の記事によって、その時の感動を 思い出すことになった。 一つは週刊新潮2.11日号であり、もう一つは週刊朝日2・12日号である。 特に週刊朝日は、ジェームズ・キャメロン監督がこの作品をつくろうと考えるに至った経緯 が詳細につづられている。 それをここで詳しく再現する余裕はないが、一言で言えば、平和の願う人たちのささやかな 思いがあり、その思いが思いにとどまらず行動になった事にある。その行動の連鎖がキャメロン 監督を動かしたのだ。 主役は93歳の被爆者の男性だ。しかしその男性をわざわざ長崎まで訪れてその意思を受け継ぐ 決意をしたキャメロン監督なくしてはドラマは生まれなかった。 しかし、二人をつなぎ合わせる何人かの人たち行動がなければキャメロンと男性のめぐり合いは なかったに違いない。 週刊朝日に記事によれば、キャメロン監督の次回作の候補は6つあるという。 タイタニックの3D版、アバター2、その他劇画ものなど。 「原爆」をテーマにした映画製作に踏み切るかは未知数だという。 それはそうだろう。 興行収入を考えても、政治的な影響を考えても、とても困難なことだと思われる。 しかし私はたとえキャメロン監督が次回作に「原爆」映画を作らなくても、このエピソードを 大切にしたいと思う。 _________ お知らせ 以下の通り案内します。 2月26日(金) 午後5時30分開場 パネルディスカッション 水島朝穂(早稲田大学法学学術院教授) 天木直人 平岡秀夫(衆議院議員・民主党) 場所 弁護士会館2階 講堂クレオ 東京メトロ 霞ヶ関駅 出口B1-b 問い合わせ 第二東京弁護士会 人事課 03-3581-2257 天木直人のメールマガジン 2010年2月7日発行 第38号

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