□■□■ 【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン 2010年2月6日発行 第37号 ■ ────────────────────────────── ハイチへの自衛隊PKO派遣は疑問だ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2月6日の産経新聞で佐藤優氏が寄稿していた。 「民主のファシズム顕在化の恐怖」と題するその寄稿文を佐藤氏は次のような言葉で 締めくくっている。 「・・・検察による牽制が外れ、民主党が数の力でファッショ化傾向を強める事を筆者 (佐藤優)は懸念する」と。 検察批判の急先鋒に立って小沢民主党を擁護していた佐藤氏が、小沢たたきの急先鋒で ある産経新聞に寄稿する時には逆の事を言う、そのご都合主義には違和感を覚えるが、 この指摘には私も同感だ。 私の読者の中にも民主党批判をするとてきめんに批判の声が寄せる読者がいる。 なぜ政権交代した民主党の足を引っ張る事ばかりを書くのだ、と。 私は民主党批判をしているのではない。 間違いを指摘しているだけだ。 民主党政権が絶対的に正しいなんて事はあろうはずはない。 野党というものがなくなってしまった今こそ、政権政党を厳しく監視する必要がある。 とくに小沢騒動以降の政治はまともな政策論議がなされていない。 その不毛な政治状況の中で、間違った政策が民主党政権の名の下に議論もされずに どんどんと進められて行っていいのかと思う。 その一つがハイチへの自衛隊PKO派遣の決定である。 今日の各紙が一斉に取り上げていた。 ハイチの災害緊急援助については日本はすでに多額の資金援助は行った。 救援隊も、遅れたとはいえ派遣した。 すでに二本は応分の支援をしたのに、なぜここまで急いで自衛隊派遣を決める必要が あったのか。 しかもPKO部隊の派遣として。 中米を中庭とする米国がハイチの支援に熱心なのはわかる。単なる人道援助のほかに 政治的目的もあるに違いない。 しかし日本とハイチの関係はどうか。 それよりもなによりも自衛隊の海外派遣がかくも議論なく決定されていいのか。 なぜ復興援助に軽装甲機動車や機関銃が必要なのか。 なぜテロへの即応を目的に編成された陸自中央即応連隊が派遣されるのか。 なぜ空自の輸送機C130や海自の護衛艦、輸送艦が待機するのか それよりもなによりも、なぜあれほど騒いで作ったPKO5原則の議論を行わずに派遣できるのか。 2月6日の読売新聞は次のように書いていた。 「・・・自民党は5日、ハイチPKOに社民党も賛成した事から、懸案である自衛隊海外派遣の あり方を定める恒久法制定の好機と判断、今国会提出に向けた作業に着手した・・・」 今の民主党なら何でもできる。 ましてや自民党が賛成する政策であればなおさらだ。 私は民主党連立政権の政策の誤りを指摘し続ける。そのおごりを監視する。 _________ お知らせ 以下の通り案内します。 2月6日(土) 午後6時開場 講演 鳩山外交に私が望むもの(仮題) 場所 蕨市民会館 048-445-7660 問い合わせ 田中和子 048-444-3210 2月26日(金) 午後5時30分開場 パネルディスカッション 水島朝穂(早稲田大学法学学術院教授) 天木直人 平岡秀夫(衆議院議員・民主党) 場所 弁護士会館2階 講堂クレオ 東京メトロ 霞ヶ関駅 出口B1-b 問い合わせ 第二東京弁護士会 人事課 03-3581-2257 天木直人のメールマガジン 2010年2月5日発行 第36号

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