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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

「天木直人メルマガ」2010年1月25日発行 第25号
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□■□■  【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■    天木直人のメールマガジン 2010年1月25日発行 第25号 ■     ──────────────────────────────         日本政府がイラク戦争を検証する日がくるのだろうか             ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  1月23日の朝日新聞に、小さな、しかし重要な記事があった。  ロンドン発のその記事はイラク戦争の正当性を検証している英国の独立調査委員会が22日、 ブラウン首相を2ヶ月以内に証人喚問することを決めたと報じていた。  1月29日には、イラク攻撃参戦を決めたブレア前首相を呼び、開戦前にブッシュ大統領と どんなやり取りがあったかを問いただすという。  すごい事だ。2代の首相が相次いで証言台に立つのだ。  都合の悪い話になると証人喚問を拒むなどという話がまるでないのが、なんとも羨ましい。    そういえば1月14日の新聞は、イラク戦争に関するオランダの独立調査委員会が12日、 「イラクに対する武力行使は国際法上の正当性を欠いていた」とする報告書を発表したと 報じていた これもすごい事だ。  しかしそれを報じる記事は、いずれも見落としそうな一段記事である。  これほどのニュースを報じないわけにはいかない。しかし大きく報じて、それでは日本はどうなんだ、 という世論が巻き起こってはたまらない、まるでそう言わんばかりである。  あの時、米国のイラク攻撃を真っ先に支持した国は英国、スペイン、オランダそして日本だった。  このうちスペインはイラク戦争を支持したアスナール首相がはやばやと引退し、その後の総選挙で 反対派のパサテロ政権と交替した。  残る英国とオランダでイラク戦争を支持した誤りが厳しく追及されている。  ひるがえって日本はどうか。その動きはまったくない。  鳩山政権にイラク戦争の検証を要請しようとする市民グループの動きがあり、私もその仲間の一人に 名を連ねている。  本来ならば主唱者の一人として前面に出て活動すべきところであるが、私が前面に出るとあまりにも あざとい。決して得策ではない。  そう思って、目立たない形で応援しているのであるが、そのメンバーの一人から、鳩山民主党の反応が いかにも弱い、とくに小沢事件が表面化した今では、反応は限りなくゼロだという話を耳にした。  残念なことだ。しかし私は小沢事件のせいではないと思っている。  民主党にイラク戦争を検証する気はないのだ。  普天間基地移設反対派が勝利したにもかかわらず、しかも自ら支持した候補者が勝利したにも 関わらず、まるで民主党から熱気が伝わってこない。それどころか、かえってはた迷惑な顔をしている。  日米同盟を絶対視する自民党はもちろんのこと、「対等な日米同盟を深化」させようとする民主党 に、米国を批判するような事をするはずはない。  鳩山首相は政権交代後の初めての国会で、イラク戦争は間違っていたと思うと述べた。これは国会 議事録で永遠に残る。  それにもかかわらず、間違った戦争を支持した小泉自民党政権の決定を検証する気がないとすれば、 この国では永久に真実は闇のままになる。  なぜ日本はあの時イラク攻撃を支持したのだろうか。どういう根拠でそれが正しいと判断して 支持したのか。日本国民は永遠に知らされないままに歴史の闇に葬られる事になる。  それでいいのだろうかとつくづく思う。                                                    _________   お知らせ  以下の通り案内します。 1月28日(木) 午後6時20分  講演 沖縄基地と日米安保の将来  場所 JR王子駅北口2分 北とぴあ第2研修室  問い合わせ 佐野雄二 042-945-6338 2月6日(土) 午後6時開場  講演  鳩山外交に私が望むもの(仮題)  場所  蕨市民会館 048-445-7660  問い合わせ 田中和子 048-444-3210 2月26日(金) 午後5時30分開場  パネルディスカッション 水島朝穂(早稲田大学法学学術院教授)              天木直人              平岡秀夫(衆議院議員・民主党)  場所 弁護士会館2階 講堂クレオ  東京メトロ 霞ヶ関駅 出口B1-b  問い合わせ 第二東京弁護士会 人事課       03-3581-2257                                                       天木直人のメールマガジン 2010年1月25日発行 第25号  

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