□■□■ 【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン 2010年1月12日発行 第12号 ■ ────────────────────────────── 「9・11のWTCビル崩壊は爆破解体された」と報じた週刊朝日 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今週号(1月22日号)の週刊朝日を読んで驚いた。「WTCは爆破解体された」という 記事を掲載していたからだ。 その記事は、昨年12月に来日した米国人建築家リチャード・ゲイジ氏(54)との インタビューにもとづいた真相究明を求める記事である。 ゲイジ氏は06年にWTA崩壊の過程に疑問を抱き、非営利団体「911の真実を求める 建築家とエンジニアたち」を立ち上げ、強制力を持った組織による9・11事件の再調査を アメリカ政府や議会に求め、国内外の建築家やエンジニアにも署名を呼びかけているという。 私が驚いたのにはいくつかの理由があるが、やはり一番大きいのは、私たちは科学的な確たる 証拠で確認した。その証拠は、WTCビルの崩壊が爆発物を使った制御解体だったことを示していた、 とするゲイジ氏の証言である。 この証言は、私たちは誰が、どういう目的で解体したか、という疑問にはかかわらない、あるのは 解体だったという技術的な証拠だけだ、とするゲイジ氏の基本姿勢とあいまって、これまでに私が目に したあらゆる陰謀論の論拠よりも、説得的である。 もう一つの理由は、週刊朝日が今の時点でこの問題を記事にしたという事である。 9・11事件陰謀説は、これまでにも様々な形で、様々な人たちが提示してきた。 しかし、いずれも陰謀論の域をでることなく、大手メディアがまともにこの問題を取り上げることは なかった。 それが、ここにきて週刊朝日が取り上げたのだ。 週刊朝日は、週刊誌といえども朝日新聞出版が刊行する代表的な週刊誌だ。 その週刊誌が、今になって9・11事件の疑惑解明について書いたのだ。 しかもその記事を、「真相究明が待たれる」と締めくくっている。 実は私はこの9・11事件陰謀説については、これまで意図的に距離を置いてきた。 様々な陰謀説に目を通せば通すほど疑惑は募るし、諸外国ではたとえばイタリアのコシガ元大統領の 内部仕掛け説発言や、ケリー上院議員の「爆破されたと聞いたことがある」発言がなどがなされている ことも報道で知っていた。 それにも関わらず、私は9・11事件の真相解明に自らを関与させてこなかった。 それは、自分の能力の及ばない事に関与する余力はないという事が最大の理由であるが、もう一つは 保身からである。 たとえ9・11事件が内部の手によって起こされたものであったとしても、それを米国やイスラエルが 公に認めるはずはない。 そうであれば、陰謀説を唱えれば唱えるほど、あいつはその程度の者だ、と烙印をおされ、自分の言動 全般に関する信頼性を失うことになる。その事をおそれたからだ。 このような私の態度が正しいかどうかはわからない。この点についてはむしろ読者の意見を是非とも聞かせ ていただきたいと思っている。 それにしても、日本の政治家の中でただ一人、この問題を国会で取り上げ、真実の究明に取り組んでいる 藤田幸久民主党参議院議員には敬意を表したい。 彼は週刊朝日の記事の中で次のように語っている。 「・・・『テロとの戦いは決して他人事ではなく、日本も当事者なのです』小泉元首相をはじめ 政府は当時、盛んにそう言ってアメリカの対テロ戦争を支持・・・しました。しかし、そのテロ との戦いの原点があまりにも解明されていません・・・新政権になって、テロの被害者支援策として 何ができるか、打ち合わせを始めています・・・再調査は基本的にアメリカ政府や議会がすべきことですが、 対テロ戦争の検証作業の一貫として、9・11の再検証が必要です・・・」 それは正しい。 もし9・11事件が内部の手によって起こされたものであったなら、世界が騙されていたということになる。 「テロとの戦い」が根底から覆る事になる。 私も持論である「さらば、日米同盟」の最強の論拠になる。 そう考えていったとたん、そんな事を米国が認めるであろうか、という疑念が沸いてくる。 そんな事を民主党政権が米国に求めようとすれば、ますます民主党政権と米国との関係は悪化する。 そんな事を鳩山政権が行うだろうか、と思ったりする。 そう考える私は敗北主義なのだろうか。 読者の意見をお聞かせ願いたい。 ______________________ 天木直人のメールマガジン 2010年1月12日発行 第12号

新しいコメントを追加