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吉富有治の魔境探訪 - 政治という摩訶不思議を大阪から眺める

吉富有治(ジャーナリスト)

吉富有治

日本維新の代表選に異変あり !? 新代表の誕生は同党の終わりの始まりか

ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00225/2022081008000097941 //////////////////////////////////////////////////////////////// 吉富有治の魔境探訪 - 政治という摩訶不思議を大阪から眺める https://foomii.com/00225 ////////////////////////////////////////////////////////////////  前回8月3日配信のメルマガでも書いた日本維新の会(以下、日本維新)の代表選について、今回も触れておきたい。  内閣総理大臣の就任を意味する与党・自民党の総裁選ならマスコミと世間も注目するが、なぜ野党でも与党でもない「ゆ党」にすぎない日本維新の代表選にまでマスコミが注視するのか。主な理由は、同党が誕生してから約10年の党史の中で複数の候補が争う代表選は初めてだからだ。  「民主的」「開かれた政党」を自認する割には、日本維新は意外と閉鎖的な政党である。こういうことを書くと驚かれる人がいるかもしれないが、日本維新の母体である大阪維新の会(以下、大阪維新)というローカル政党の本質は"ワンマン社長"が君臨するオーナー企業でしかない。所属議員の数だけは多く、外見上は株式を上場している大企業に見える。だが、実態は創業者が君臨する個人商店にすぎず、そのため組織としては民主的なものではなく硬直している。"社員"である所属議員の意見より、ワンマン社長である党代表の一方的方針が重視される非民主的な組織なのだ。これまで日本維新が新代表を選挙で選ばなかったのは、まだワンマン社長が君臨していたからにすぎない。
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