□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2023年1月25日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 9カ月ぶりの高値を更新した金相場、急伸を促している原動力とは? =================================== <ドルピークアウト後の金価格、過去は大きく上昇している> 金相場の上昇が止まらない。COMEX金先物相場は年初の1オンス=1,831.80ドルに対して、1月24日高値は1,943.80ドルに達している。これは昨年4月22日以来、約9カ月ぶりの高値更新を意味する。月間では昨年11月が119.20ドル高、12月が66.30ドル高となっていたが、今年1月も25日アジアタイムの時点で既に100ドルを超える値上がりになっている。昨年11月3日の1,618.30ドルをボトムに、300ドルを大きく超える上昇相場になっている。 年初からの急伸地合に関しては、何か新規の買い材料が浮上したきた結果というよりも、昨年11月、そして12月の上昇トレンド形成を促した強気のロジックが強化された結果とみるべきだろう。昨年11月、12月と慎重に底入れからの反発を打診してきたが、そうした相場展開に対するマーケットの自信が強くなっていることが、金相場の上昇トレンドを強化し、値位置を切り上げているとの理解になる。… … …(記事全文3,255文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)