□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2023年1月27日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 米農務省がロシア政府の小麦生産高見通しを楽観的に過ぎると批判 =================================== <USDAの疑問提起、ロシア政府の小麦生産高予想は過大?> 米農務省(USDA)のWorld Agricultural Outlook Board(WAOB)議長であるMark Jekanowskiシは1月26日、the Argus Media’s Paris Grain Conferenceにおいてロシア政府の小麦生産高見通しについて「実現不可能(not feasible)」との懐疑的な見方を示した。 ロシア政府は、2022年の同国小麦生産高について、過去最高となる1億0,443万トンになるとの推計値を発表している。一方、USDAが1月12日に公表した最新の需給報告(WASDE)では、2022/23年度で9,100万トンとの推計値を発表している。前年度の7,516万トンを21.1%(1,584)上回る過去最高の豊作環境ではあるが、ロシア政府の推計とは1,343万トンと大きなかい離を生じた状態にある。… … …(記事全文3,611文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)