□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2023年1月24日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 天然ゴムの産地相場が急伸傾向に、中国経済再開とウインタリングを織り込めば =================================== <産地相場が値上がりを開始している> JPX天然ゴムRSS先物相場は、昨年12月26日の1㎏=216.60円をボトムに、230円台前半まで値上がりする展開になっている。中国のゼロコロナ政策終了はコモディティ相場全体を押し上げているが、ゴム相場もその例外ではなく、1月24日高値は233.30円に達しており、昨年10月11日以来の高値を更新している。 上海ゴム先物相場は、年初の1トン=1万2,700元に対して、1月18日には1万3,470元まで値上がりし、9月30日以来の高値を更新している。昨年12月以降は1万3,000元の節目をはさんで売買が交錯していたが、1月17日の取引で突然に急伸し、昨年中盤以降の上限価格水準に到達した。世界経済の減速懸念が強くなっているが、それ以上に中国経済正常化期待が強く、原油や非鉄金属相場などと連動した上昇地合になっている。… … …(記事全文2,948文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)