□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年06月09日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。プラチナ相場環境の短観です。引き続き金相場と強い相関関係を維持した独自色の乏しい相場環境にありますが、プラチナ相場独自材料を中心に最新状況を解説します。専門の情報ベンダーなどでも殆どプラチナ相場が報じられない状況ですが、幾つか興味深い動きも報告されています。 =================================== 南アのプラチナ鉱山事業は買い手不在? 売却希望ばかりが積み重なる =================================== <投機買い・投機売りがともに膨張中> NYMEXプラチナ先物相場は、1オンス=1,100ドルの節目割れを打診する展開になっている。過去3ヶ月半にわたって1,100~1,200ドルをコアとした100ドル幅のボックス相場が続いてきたが、同ボックス下限を下抜けできるのかが試されている。今年最安値1,086.70ドル(3月17日)を下抜くには至っていないが、6月5日安値は1,088.00ドルに達しており、新安値更新へのカウントダウンが始まっている。 ここでサポートされると1,100ドルで二番底(ダブルボトム)を形成する形になるが、もう一段階下押しすることができれば、値幅論的には1,000~1,100ドル水準まで一気に100ドル程度のコアレンジ切り下げが正当化できる状況になる。… … …(記事全文4,266文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)