□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2018月2月4日第108号 ■ ============================================================== 行き着くところまで来た米国の新核戦略という「人類の敵」 ============================================================= トランプの米国が2月2日、ついに「核なき世界」を放棄する新たな核戦略を発表した。 その内容については事前に報じられていたから驚きはしないが、私が驚いたのは日本政府がこの方針を高く評価したことだ。 すなわち河野太郎外相はすかさず談話を発表した。 「わが国を含む同盟国に対する拡大抑止へのコミットメントを明確にした。このような方針を示した今回の核態勢見直し(NPR)を高く評価する」と。 理解を示したのではない。 評価したのだ。 しかも「高く」評価したのだ。 戦後70年以上続いた日本の平和外交をかなぐり捨てた瞬間だ。 これほど大きな日本の外交・安保政策の転換であるにもかかわらず、それを批判する社説を掲げたのは朝日、毎日、東京と言ったいわゆるリベラル紙だけだ。 紙面で取り上げられる批判的コメントは、いつもおなじみの左翼的政治家や評論家のものばかりだ。 そうではない。 一億総国民が、この安倍・河野コンビによる間違った外交・安全保障政策に反対の声をあげなくてはいけない。 彼らには、戦後70年、日本国民が堅持して来た平和外交をここまで否定する権利など、どこにもない、と いまこそ自民党や公明党の中から、安倍政権を倒す動きが出て来なければいけない。 そうでなければ日本は本当に危うい(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説
天木直人(元外交官・作家)