□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
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□■　天木直人のメールマガジン２０１６年３月１４日第２２３号
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　「核サミット」でも首脳会談が出来ないほど悪化した日中関係

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　きょう３月１４日の読売新聞がスクープ報道した。

　３月末にワシントンで開かれる「核安全サミット」でも、安倍首相と習近平主席による日中首脳会談が見送られる方向だと。

　ここまで日中関係が悪化しているとは驚きだ。

　私は最終的には立ち話会談というごまかしが行われると思う。

　外務省は安倍首相の面子にかけて必死でそれをやろうとしているに違いない。

　それさえも出来ないようだと、いよいよ日中関係は抜き差しならないほど悪化したということだ。

　それにしても、読売新聞は読者を馬鹿にしている。

　いまごろになって「日中関係　改善足踏み」だと、とぼけている。

　中国を敵視する安倍首相の外交を連日、これでもか、これでもか、と喜んで報じてきたではないか。

　それで日中関係が改善できると考えているのなら厚かましい。

　日中関係が悪化しているのは誰の目にも明らかだ。

　王毅外相もはっきりそう記者会見で語ったばかりだ。

　それを読売も大きく報道していたではないか。

　こんなおためごかしの記事を書いているから読者は読売新聞を見放すのだ。

　野球賭博のスキャンダルでつぶれる前に、読売はすでに本業の新聞でつぶれている（了）


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編集・発行：天木直人

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