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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

日米韓同盟強化で北朝鮮に対処せよと書いた朝日新聞
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年2月17日143号 ■   ==============================================================   日米韓同盟強化で北朝鮮に対処せよと書いた朝日新聞  ==============================================================  きょう2月17日の朝日新聞が、その社説で、北朝鮮の挑発にどう対処すればいいかについて書いた。  そこには、色々な事がまとまりなく並べられているが、要するに日米韓三カ国同盟を強化して、事に当たれと言っているのだ。  日韓が昨年末に慰安婦問題を政治的合意をし、安保問題でも協力できる基盤が整った意義は大きい、とまで書いてる。  読売や産経がこう書くならまだわかる。  しかし、リべラル紙の雄を誇ってきた朝日がこう書いているのだ。  まさしく対米従属の朝日の面目躍如だ。  そして、この社説は、ショートポイントリリーフと言われている、今の社長の方針ではない。  いずれ本格的な社長となる候補者のひとりの意向に違いない。  その人物こそ日米同盟最優先を唱えている人物だ。  「天木は使わない」と米国メディアに公約した人物だ。  その朝日の社説の中に、見逃せないくだりがある。  それは、韓国が米国の高高度迎撃ミサイルシステム「THAAD(サード)」を配備する動きについて書いたくだりだ。  「・・・巨額の費用負担や韓国世論の動向もあり、配備は最終的に決まってはいない。THAAD配備をめぐる米韓の協議は、中国を動かすための外交カードの意味も帯びている・・・」と。  すなわちTHAADの配備協議の結果、ただちにTHAADが韓国に配備されることにはならない、米韓協議自体が、中国や北朝鮮に対する圧力である、そう言っているのだ。  こんな事を書ける朝日は、米国の代弁役を自認しているようなものだ。  なぜ朝日は正しい事を書けないのだろう。  北東の安全は、中国、南北韓国および日本の4カ国で話し合って決めるべきだと。  その4カ国が、国民の意思を尊重して本気になって話し合えば、すべてが片付くと。  南北韓国の統一も、中国・南北韓国と日本の歴史問題に関する和解も、そして中国脅威論の解消も、すべてが解決する。  そのあたり前の事を、なぜ朝日は書こうとしないのか。  それは、朝日が日米同盟を誰よりも重視する新聞社であるからだ。  慰安婦問題で迷走した朝日が、本格的な新社長の下で再始動する時、その傾向は更に加速するに違いない(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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