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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

新党憲法9条は政策だけではない。政治姿勢を問う政党である
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年2月14日133号 ■   ==============================================================   新党憲法9条は政策だけではない。政治姿勢を問う政党である  ==============================================================  選挙制度改革の議論の中で、議員数を減らすのは有権者に不利益だ、民意が切り捨てられる、という意見がある。  自民党の細田博之幹事長代行(選挙制度改革問題統括本部長)が、東北の被災者の声が切り捨てられていいのか、と言って定数削減に反対している。  そしてきょう2月14日の読売新聞で河野洋平元衆院議長が語っている。  議員数減は有権者に不利益だ、一票の格差是正は、むしろ定員増で直したらいい、と言っている。  立場の異なる自民党の長老が奇しくも同じ意見を唱えている。  そして、この考えを主張するのは、野党の少数政党、左翼政党も同様だ。  多様な国民の声が切り捨てられてはならないと。  つまり与野党を超えて議員削減に反対している。  それは正しいのか。  断じてそうではない。  地方の声を政治に反映させる究極の方法は地方主権を進めることだ。  それを本気で行えば国会議員の役割もまた減らせる。  多様な国民の声を政治に反映させる事と、多様な政党、政治家が必要だということは無関係だ。  議員数を減らしてもそれは可能だ。  私は、このように与野党を超えて定数削減に反対の大合唱が起きるのは、まさしく特権を手放したくない政治家のエゴだと思っている。  そして、そのような政治家に寄生する政治をメシの種にしている者たちのエゴである事を知っている。  いま我々が目にしている自民党の国会議員や閣僚の、これほどまでの醜態や暴言が、なぜ安倍政権交代につながらないのか。  その理由は野党の議員もまた同様だからだ。  野党の議員秘書も同様だからだ。  これを要するにいまの政治家は与野党を超えて反国民的であるということだ。  それが言い過ぎなら、少なくとも国民の事を本気で思う政治の実現には、役に立っていない。  少なくとも政治家に与えられた特権や厚遇に見合った仕事をしていない。  国民の為に本当の政治を行う事は、並大抵の者では出来ない。  能力と覚悟と自己犠牲が求められる。  それを満たす国会議員がこれほど多いはずがない。  国会議員の数が多いから、不必要な政治家が生まれるのだ。  国会議員の諸手当の削減は言うまでもない。  しかし、それだけでは不十分である。  国会議員の数そのものを抜本的に削減することもまた待ったなしである。  それは、いまの日本の一般国民の生活苦を考えれば当然の事だ。  国民を裏切らない政治を本気で行う政治家と政党。  それこそが私の目指す新党である。  決して憲法9条を守ることだけではない(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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